となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三年生一学期編

冬花はダイエットがしたい。

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のんびりとした休日  
こんにちは冬花です!
みなさんすっかり(実は私も)忘れていたかも
知れませんが…


「私はぽっちゃりしました!」

兄ちゃんにお腹を膨らまされました!

「冬花ちゃん?その発言は語弊を生むわよ?」

「発言してないのにですか!?」

また心を読まれました。
…何はともあれ!


「舞さん、お付き合いありがとうございます!」

舞さんとスポーツジムに来ていた。
まぁジムと言っても200円払って
ランニングマシンやらを借りることが出来る
施設なのですが…


「総合体育館ってこんな施設もあるのね?」

「私も兄ちゃんに教えてもらいました!」

「なんでも兄ちゃんは中学の時にやたらと体を鍛えたくなりよく来てたらしいです!」


「男の子ね…」

「一応シャワーもありますし結構快適そうですね!」


「そうね、他に人居ないし貸しきりね?」

休日の午前中ですしね!

「さて始めましょうか?」

「おー!」

よし!まずはランニングマシンを試してみましょう!

単純に痩せそうですし!

私は取り敢えず乗って安全装置?を付けて
早歩きくらいのスピードに調整して走ってみた。


「んっ…はっ…んん…」

「おぉ…」

私が一生懸命走ってる横で舞さんは…

「これはいいものね!」

何か喜んでいた

「美しく揺れるものね」

「…返答は分かりますが一応聞いてあげます。何がですか?」


「おっぱい」 


「ド直球に返さないでください!この変態!」

「……」ゾクッ

「久々に見た!」

「わ、私も久しぶりに罵倒で感じたわ…そっか…私はまだ普通に感じることが出来るのね」


「何を干渉に浸ってるんですか!?」

「さて、私も走ろうかしら」

そう言って何だか満足した顔の舞さんは
となりのランニングマシンに乗り安全装置?を
装着して…


「よいしょ!」

いきなり最高速度にした!?


「堪らないわ!この肉体疲労感!」

そう言いながら綺麗なフォームで走り続けてる…
いや、普通にスゴい…
ターミネーターのT-1000くらい
綺麗なフォームで走り続けてる…

その後、私がギブアップした後も
舞さんは走っていた…身代わりの友が
今にも処刑されそうな勢いで…


「走れエロスね!」

「心の声に反応してるところ悪いのですがエロスはギリシャ神話の神様として既にいるので何かダメです。」

エロースとも言うらしいですが

「そうなの!?」ハァハァ

「ちなみに」

「ん?」

「愛の神様だったと思いますよ?」

「私にピッタリね!」

「男神ですけどね」

その後舞さんは無言で走り続けた。
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