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春休み編!!
舞の誕生日【凛からのプレゼント】
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どうも空前絶後のイケメンこと凛だ!
……やべぇな…ノリだったとはいえ冷静な頭で考えたら
娘に下着を渡すのは無理だな!…いや…うん。
正直、別の物ももちろんある!
だからそっちを渡そう!下着はぁ~…後で考えよう!
「おほん!ま、舞よ!」
「あら、パパもくれるのね!」
娘の期待の眼差しと
秋兎の『出すんですか!?今、ここで!』
って視線を感じながら俺はデパートの袋の中から…
「誕生日…おめでとう…舞。産まれてきてくれてありがとう」
と、香水を渡した。
「あら…私、香水つけたことないわよ?」
「そうだな…でもそれは…」
そう、それは
『私のこと忘れないで?最後まで…愛していて?そして…舞を幸せにしてあげて?』
なんて…我が儘を言った
「それはな、母さんが好きだった香水なんだ」
「…お母さんが?」
「あぁ…それを付けてればきっと母さんが舞を助けてくれるはずさ」
もちろん、根拠はない。
ただ、デパートでそれを見たときに…何となく思ったんだ
母さんさんが『これ、舞にプレゼントしてくれない?』
って言った気がするんだよな…
何、まだ母さん近くにいてくれてるの?
「ありがとう…大切に使うわ…」
舞は珍しく目に涙を浮かべながらそう言った。
良かった…そう俺が安堵していると
「あら?デパートの袋の中…まだ何か入ってそうなのだけど?」
目ざとい!?そして非常に感がよろしい!!
「あ、あれだ…パパ個人の買い物だよ」
「へぇ!見せて!見せて!」
そう言って舞は無邪気な子供くらいすごい早さで
紙袋を開けた
「い、いやぁ~ん!」
俺の情けない声も虚しく舞は中身を
出してしまった、そして袋にしまった。
「ま、まぁ…うん…人の趣味には…口出ししたらだめよね?」
と、舞はゆっくりと自分の座っていた場所に戻った。
そして、写真がいつものように落下した。
母さん居たらしい。
何やらヤバい誤解を娘に与えて舞の誕生日会と
俺の社会的葬式は終わりを告げたのだった。
……やべぇな…ノリだったとはいえ冷静な頭で考えたら
娘に下着を渡すのは無理だな!…いや…うん。
正直、別の物ももちろんある!
だからそっちを渡そう!下着はぁ~…後で考えよう!
「おほん!ま、舞よ!」
「あら、パパもくれるのね!」
娘の期待の眼差しと
秋兎の『出すんですか!?今、ここで!』
って視線を感じながら俺はデパートの袋の中から…
「誕生日…おめでとう…舞。産まれてきてくれてありがとう」
と、香水を渡した。
「あら…私、香水つけたことないわよ?」
「そうだな…でもそれは…」
そう、それは
『私のこと忘れないで?最後まで…愛していて?そして…舞を幸せにしてあげて?』
なんて…我が儘を言った
「それはな、母さんが好きだった香水なんだ」
「…お母さんが?」
「あぁ…それを付けてればきっと母さんが舞を助けてくれるはずさ」
もちろん、根拠はない。
ただ、デパートでそれを見たときに…何となく思ったんだ
母さんさんが『これ、舞にプレゼントしてくれない?』
って言った気がするんだよな…
何、まだ母さん近くにいてくれてるの?
「ありがとう…大切に使うわ…」
舞は珍しく目に涙を浮かべながらそう言った。
良かった…そう俺が安堵していると
「あら?デパートの袋の中…まだ何か入ってそうなのだけど?」
目ざとい!?そして非常に感がよろしい!!
「あ、あれだ…パパ個人の買い物だよ」
「へぇ!見せて!見せて!」
そう言って舞は無邪気な子供くらいすごい早さで
紙袋を開けた
「い、いやぁ~ん!」
俺の情けない声も虚しく舞は中身を
出してしまった、そして袋にしまった。
「ま、まぁ…うん…人の趣味には…口出ししたらだめよね?」
と、舞はゆっくりと自分の座っていた場所に戻った。
そして、写真がいつものように落下した。
母さん居たらしい。
何やらヤバい誤解を娘に与えて舞の誕生日会と
俺の社会的葬式は終わりを告げたのだった。
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