となりの席の変態さん

春休み編！！

俺のために…

なかなか忙しい休日のデート？
凛さんと共にデパートを物色中だ。
無難に雑貨屋に入った
俺に凛さんは話し掛けてきた。


「なぁ秋兎」

「どうしましたか凛さん？」

「雑貨屋は確かに品揃えがあり無難だが…」

「はい？」

「捻りがないな！」

「プレゼントに捻り要りますかね！？」

「当たり前だァ！開けたときに『何これ凄い！』が無いではないか！」


「た、確かに…」

『あぁ…これ見たことあるな』感はあるのかもしれない…

「そんな時はな…秋兎よ…こっちに行くのだ」

そう言って凛さんは俺の手を引き…
…彼女の父親と手を繋ぐってのも何か…あれだが
まぁ…引かれた先は…


「ここだ！秋兎よ！」

そこは…


「凛さんや」

「なんだね？」

「どう見ても…」

そう…どう見ても…

「下着売場何ですが！？」

そう！入り口に人形がありブラやらを付けてる…所だ！


「俺のためにこれを着てくれってのを選ぶのだ！」

「バカなのかあんたは！？」

「何故だ！？…『あ…うん…いいよ…』ってシチュいいだろ！？」


「分からなくもないですが娘の下着を選ばせることを推奨しないでください！？」


「…正論を言うな！」

そう言って凛さんは堂々と下着売場に入って行った。
…ある意味すごいな…男性が…しかも
おじさんが全く遠慮無く下着売場に入れるんだな…
…とある意味感心しながら…俺は


「さて、服屋にでも行くか」

凛さんを放置して服屋に向かうのであった。