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春休み編!!
逢いたい
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のんびりとした春休み…ではない!
急に凛さんに『逢いたい』
とメールを送られたので神川喫茶店に来た俺は
リビングにいた凛さんに話しかけた。
「あの凛さん」
「どうしたんだい秋兎?」
「貴方は花山薫なんですか!?」
「『逢いたい』ネタが伝わると思ってなかったからおじさん、嬉しかったよ!」
「普通によんでくださいよ!?」
「つまらないだろ!?」
「知りませんよ!?」
まったくこの人は…
「それより、今日はどうしたんですか?」
「ん?…あぁ実はね」
そう言って少し神妙な顔をした凛さんは
こちらを真剣に見て
「付き合ってくれ!!」
「……は?」
「もう、どうしたらいいのか…分からないんだ!」
「……舞に告げ口してもいいですか?」
「ダメに決まってるだろ!?」
「…じゃあ冬花」
「それもダメ!」
「なら、警察に…」
「何故だ秋兎!?」
「いや、貞操の危機なので」
「あ、いや違うぞ!?プレゼント選びに付き合ってくれって意味だ!」
「知ってますよ…からかいました。」
最初は一瞬本気で驚いたけど…
今の時期にプレゼント…ふむ…つまり…
「舞の誕生日プレゼントですね?」
「お、さすが秋兎!…ちなみにもう買ったかね?」
「いえ…土曜日にでも行こうかと思ってました」
「ふむ…少し早めてもらってもいいかね?」
「それは構いませんが…どうしたんですか?」
「デートしようぜ!」
「そんなバトルしようぜ!みたいに言われても!…あれですか?プレゼント悩んでるんですか?」
「うぐっ…」
「俺もプレゼント選び苦手なんで気持ちは分かりますが…娘の彼氏と行くのは正直、如何なものかと…」
「まったくもってその通りなのだが…しかし秋兎よ」
「何ですか?」
「彼女の父親の好感度をあげることは君にとってもお得満載何だぞ?」
「…なるほど」
損得で人と付き合うのはあまり好きじゃないが…
確かにそうかもしれないなと思ったが…
「何ですか、これだけ長く一緒にいて俺の好感度あんまり高くないんですか?」
「いや、告白出来るくらいには好感度高いよ?」
「そうゆうゲームみたいに例えないでもらっていいですか!?」
何か嫌だ!
その後、明日デパートに一緒に行く約束をした
『明日…楽しみにしてるね?』
と、キメ顔で言われたので一瞬殺意の波動に
目覚めそうになったのはナイショの話
急に凛さんに『逢いたい』
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「うぐっ…」
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何か嫌だ!
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