となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二年目!三学期編!

おっきいのと、小さいの

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のんびりと…はしている休日
どうやら本格的に犬を飼いたくなったらしい
凛さんに呼び出され現在、神川喫茶店に来ている俺に
凛さんは話し掛けてきた。


「なぁ秋兎君」

「何ですか凛さん?」

「おっきいのと、小さいのどっちが好きだ?」

「…犬の話ですよね?」

「そうだぞ?」

「ですよね」

「秋兎君…前から思ってたが君もまぁまぁむっつりだよな」

「勘違いさせるようなことを言う方も悪いですけどね!」

「その台詞、美少女に適切な場面で言って欲しかった」

「知りませんよ!?」

「それで、どっちが好きなんだ?」

「中くらいが好きです」

柴犬とか

「やれやれ…中途半端な答えだな…男ならおっきいのが好きと言いなさい!」


「犬の話ですよね?」

「さっきから言ってるじゃないか…やれやれ」

すっごいお手本のように呆れて首をふられた…何か


「素直に腹立ちますね」

「そうゆう言葉は心の中で留めてくれないかな!?」

「溢れでてしまいました。」

「溢れでるってエロいよな!」

「犬の話に戻していいですか?」

「バター犬ではないぞ?」

「知ってますよ、しばき回して犬のエサにしますよ?」

「怖すぎないか秋兎君!?」

「バター犬と聞いて!!」

そんな言葉で出てくるなと心の奥底から言いたいが
さっきまでキッチンで洗い物をしていた
舞がノリノリでリビングに入ってきた。


「なに、バター犬飼うの?」

「逆にバター犬って飼えるのかな!?」

実在するのかな!?

「ONE PIECEくらいには実在するんじゃないか?」

「白ひげが堂々叫ぶくらいの自信で!?」

いや…ビデオも実物も見たことないから分からないけど…
何か…あれなんだろ?

「バターを身体に塗りたくって舐めさせるんだろ?」

犬、大丈夫なのか普通に心配なんだが…


「確かに可愛そうね…」

「な?」

「ふむ…確かに」

何か変なところに着地した

「…あ、ちなみに犬種はどうするの?」

「ん?あぁ、おっきいやつにするぞ!」

「えぇ…小さいのにしましょうよ?」

「何だ、小さいのがいいのか?」

「かわいいじゃない…小ぶりの」

「でも、おっきい方が色々楽しめないか?」

「あら、小さくても色々出来ると思うわよ?」

「えぇ…おっきいのに挟まれたい(二匹飼うなら)」

「小さいのを撫で回して反応を楽しむのがいいと思うのだけど…」


「…犬の話だよな?」

「「そう(だぞ)よ?」」

「…釈然としない!」

その後、1時間の会議の後
中型犬(柴犬)に決まった。

大は小を兼ねると言うが
中は大小を兼ねるってことかな?
…いや、たぶんこの親子最初から決めてて
俺をからかってただけだな!


「そうよ?」

「心を読むな!」

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