となりの席の変態さん

二年目！三学期編！

犬

のんびりとした休み時間
今日も今日とてとなりの席の
舞は話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞？」

「犬って素敵よね？」

「かわいいよな！」

「そうよね！」

「お、おう！」

食い気味に返してきたから驚いてしまった！

「実はパパが犬の特集を見て、犬を飼いたい欲が高まったらしいのよ。」


「な、なるほど」

「でも、前回のネコのことがあるからかなり悩んでるみたいで…」


「なるほど…」

「パパも家でほとんど独りだし…このままじゃボケてしまうかもって恐怖もあるみたいよ」


「たまに聞くな…独りっきりの時間が長いとボケるみたいな話…」


「まぁ、それは多分建前でかわいい女の子との話のきっかけが欲しいとかだと思うわ」


「奥さん一筋では！？」

「あ、そこは変わってないわよ？ただ、モテモテな気分を味わいたいだけみたいだわ」


「男子中学生みたいな目標だな！？」

「私もまったく同じことを思ったから…」

「から？」

「ゴールデンボールを脚でシュートしてやったわ！」

「やめてあげてよ！？」

「成人男性が悶え苦しむ姿は…なかなか興奮できたわ！」

「違う変態性に目覚めないでくれるかな！？」

「秋兎くんにはたぶんしないから安心して？」

「たぶんか…」

「浮気したら体内に蹴りあげるわ」

「き、肝に銘じておくよ！」

「話は若干変わるのだけど…」

「ん？」

「メス犬って響き…ｴｯｯよね！」

「メス◯◯は確かにお前好きそうだな！」

「大好きよ！」

「好きなことに自信を持てるのは素晴らしいことだよな！」

内容はともかく！

「ちなみに一番すきなのは…」

「ん？」

「メス豚よ！」

「ん～…分からん！」

「趣味が違ったみたいね…」

「残念？ながらな。」

残念なのかよく分からんが