となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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冬休み編!!

ドキドキ!冬花の誕生日

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のんびりと…してはいる冬花の誕生日
両親が来るってだけでこんなに緊張するのかと
ドキドキしながら飾りつけをしていると
一足さきに来てさっきから手伝ってくれている
舞は話し掛けてきた。

「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「緊張するわね!」

「そうだな!」

舞も同じ気持ちだった。

「あれよね、滅多に会えないのならご挨拶とか改めてした方がいいのかしら!?」


「落ち着け舞…ちなみに挨拶って何するんだ?」

「ち、誓いのキス?」

「結婚式まで取っておこうな!?」

「あ、あらやだ…そうね…なら、初夜を」

「親の前でやらねぇよ!?…あと、キスより後だわ!?」

「で、でもご両親にあいさつって何したらいいの!?」

「この前みたいに付き合ってることを言えばいいんじゃないか?」


「突き合ってることを…」

「たぶん、字が違うな!?」

「ちょっとシュミレーションしましょう!」

「大丈夫か?漫才の導入みたいになってるが?」

「任せなさい!」

「…うぅ~わぁかった!」

何とか飲み込み承諾した。

「それじゃあ、秋兎くんはご両親役ね?」

「いや、それだと…」

「「話しは聞かせてもら(いました)った!」」

そう言って意気揚々と冬花と凛さんが
出てきた…どうやら飾りつけは終わったらしい。


「私達が両親役をしようじゃないか!なぁ、母さん!」


「そうだね、父さん!」

二人ともノリノリである。

「…なら、お願いするわ。」

すこし悩んだ舞だったが
決断しお願いした。

「うむ!では、入ってくるところからだな!」

「そこからやるんですか!?」

「当たり前だろ!練習がうまく出来ないやつが本番、うまく出来ると思うな!」


「な、なるほど?」

「なるほど…1人で出来ない人が本番出来ると思うなってことね!」


「その通りだ!」

言い方が気になるな…


「じゃあ、リビングに入るところからね兄ちゃん!」

「ノリノリだな冬花?」

「誕生日テンションってやつだよ!」

「な、なるほど…」

俺達は目を合わせ諦めて一度リビングを出た。



凛さんサイド__

ふっ…テンションで引き受けてしまったが
よく考えたら秋兎は本番と変わらないんじゃないか?
だって、彼女の父親だもんな俺!

そんなことを考えていると玄関のチャイムが鳴り
…わざわざ外に出たのか二人とも…本気だな!

俺はリビングを出て身だしなみを整えて
玄関を開けた。


「やぁ、よく来たね…秋…兎…?」

そこには身なりのきれいな男女が立っていた。
あと、大きなオネェさん。

「……えっと」

「あの…」

「「「「どちらさまですか?」」」」


俺達がポカンとしていると二回から階段を急いで
かけ降りる音がして


「遅かった!?」

「…秋兎!?」

「どうしたの父さん?…あ、父、母!?」

まって冬花ちゃん
今、特大の爆弾スローイングしなかった?

「父さん?…これはどうゆうことかな?秋兎、冬花?」

「か、母さん…目眩がして…きたわ」

「ぶふっ!面白…いえ、大変なことになりましたね!」

やべぇ~ことになった!?
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