となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
472 / 815
会えなくて言えなくて

私が…

しおりを挟む
ここ行けアンアン!とホテルからの匂いを察知した
私舞は冬花ちゃんとパパと共に
車でそのホテルに向かっている。
何だか私が思っているより大変なことになってる
気が横にいる冬花ちゃんの反応から察した。
そんな私のソワソワに気が付いたのか
冬花ちゃんは話し掛けてきた。


「あの…舞さん」

「どうしたの冬花ちゃん?」

「お察しの通りえらいことになってます!」

「やっぱり!?」

「そして、主犯は私です!」

「まさかのあなた!?」

「今、私の声掛けで100人以上が動いてます!」

「あなた人見知りじゃなかったかしら!?」

「それどころじゃないので!」

「逞しくなったわね!?」

そんな話をしているとすぐにホテルに付いたのだが…
何んだか凄く騒がしいわ!?

「俺は車を止めてくるから先に行ってなさい!」

と、パパは私を下ろしてどこかへ行ってしまった。
そんな下ろされた私の前…とゆうか
冬花ちゃんの前にたくさんの人が


「リーダー!」×14

と、叫んでいた。

「リ、リーダー?」

私が唖然としているといつもなら照れるであろう
冬花ちゃんは…


「よく来てくれました。」

キリッ!っと対応した。

「あなた誰!?」

「私はAMCリーダー…です!」

「あなたがそうだったの!?」

「兄ちゃんには内緒ですよ?」

「お願いします姉さん!」×14

「なに!?もはや組なの!?」

私が混乱していると冬花ちゃんは

「では、皆さん…誰かこのホテルから逃げないか見張っててください。…散!」


「散!」×14


何あれ…ちょっとカッコいい


「い、行きますよ…舞さん?」

「行きましょう姉御!」

「…冬花ちゃんがいいなお姉ちゃん?」

「もちろんよ!冬花ちゃん!」

「相変わらず…ちょろ…」

何か言われたような気がしたけど…気のせいよね!
そんなことを考えながらホテル内に入り
ホテルの人に

「私の彼氏がここに幽閉されてます!」

と、訴えたが…聞いてすらくれない!
ぐぬぬ…高級ホテルめ!庶民をバカにして!

そんな状況でも何故か落ち着いている冬花ちゃん

「…まぁ、落ち着いてください舞さん」

「落ち着いてられないわ!こうしてる間にも秋兎くんは…メス落ちしてるかも知れないのに!?」


「叫ばないでください!追い出されますよ!?…って!?」

そう言っていた冬花ちゃんの後ろに
いかにもなお兄さんが立って手を伸ばしてきた


「冬花ちゃんにさわr「何してるのかな?」」

私が冬花ちゃんをどかそうと手を伸ばした時
私の声に被り別の…聞き覚えのある声が聞こえた


「ボクのお客様に何をしてるのかな?」

「神埼君!?」

な、なるほど…冬花ちゃんが余裕だった理由って…

「支配人には話してある。通してくれるよね?」

「も、もちろんです!巡様!」

…紋所出された悪人みたいに土下座したわ…

そしてとうとう秋兎くんのいる部屋に
着いた私達はまるで刑事ドラマのようにドアを蹴破った!

ちなみに鍵があるので必要は無いが
カッコいいもんね!


すると目の前に半泣きの秋兎くんが居た。
そんな秋兎くんを見て私は思わず大声を出した


「秋兎くん!お尻は無事!?」

「第一声がそれかよ!?」

しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

処理中です...