となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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会えなくて言えなくて

それぞれの捜索作戦開始!

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リーダーからの緊急電話を受けた今日この頃
こんにちは…斉藤です。

「秋くん!!」

私は急いでグループチャットにメッセージを送った

【秋くんが誘拐されました!】既読14

【詳細はよ】既読14


「みんな、見るの早すぎませんか!?」

私は先ほどリーダーから伝えられたことをそのまま
書き込んだ。

「と、言ってもあてが…」

そう…流石に無策で探すのは無謀すぎる…何か


【秋くん目撃情報あり!◯◯ホテルの地下駐車場に秋くんを乗せた車が入って行ったって!】既読14


「まだ、3分ですよ!?」

どんな繋がりがあるんですか!?
ってホテル!?


【怪しいホテルですか!?】既読14

【ラブなホテルでは無く、高級ホテルの模様!】既読14


よ、よかった…いや!良くないけど!?


【では向かえる方は◯◯ホテルに向かってください!】既読1

あれ?既読がつかない?


【すでに向かってます!多分皆も!】既読1


「皆さん早すぎませんか!?」

私はリーダーに場所を送信し
急いでホテルへ向かった。






神埼の場合__


「…メイド部隊集合してください。」

「御意!何かご用でしょうか!」×100

「…実はですね」

ボクは出来るだけ短く大切な部分だけ伝えた

「見つけられそうかな?」

「はい!この命に変えても!」×100

「そこまでの覚悟なの!?」

嬉しいけど…!

その後、10秒で位置を特定してくれた。
どうやら、うちの所有しているホテルの1つだったらしい


「…巡様の名前を伝えれば問題なく中に入れていただけるように交渉積みです。」


「ありがとう。」

有能すぎる…流石、父さんのメイド部隊…


ボクはメイドさんの運転でホテルに急行した。



舞の場合__


「パパ!車出して!」

「どうした舞?」

「秋兎くんのお尻がピンチなの!」

「痔か?」

「痔になるかもしれないわ!」

「すべてを理解した!…でも、どこに行くんだ?」

「任せて!匂いを辿るわ!」

「そんなこと出来たのか我娘よ!?」

「長距離は秋兎くん限定だけどね!」

「お前ちょっと怖いぞ!?」

私はうるさいパパの手を引いて車まで連れて行き
発進してもらった。


「で!どこ行くんだ舞!」

「秋兎くん家!」

私はそのまま秋兎くん家に向かいバッタリ出会った
冬花ちゃんと合流した。


「ま、舞さん?何してるんですか?」

私が真面目にクンクンしながら進んで(ちゃんと2足歩行)
ると冬花ちゃんが画面を見てこちらに駆け寄ってきた


「舞さん!兄ちゃんの居場所分かりました!場所は!「◯◯ホテルね!」です!…え!?」


「舞が本当に感知した!?」

パパはその場で何故か叫んだ








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