となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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クリスマスデート編

凛は帰したくない

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こんばんは諸君!
女子高生とクリスマスを共に過ごすことになった
イケおじ事、凛さんだぞ!
いやぁ~…最初は出掛けようかと思ったんだが
流石に職質されるんじゃないか?
と思いお家デートに変更した!
美味しいごはんも用意したし喜んで貰えるはずだ!
そんなことを考えていると
冬花ちゃんは話し掛けてきた



「あの凛さん」

「どうしたのかな?」

「私、胃袋を掴まれたかもしれないです!」

「ふっ…俺も罪な男だぜ」

「本当ですよ!凛さん無しじゃ生きられなくなったらどうしてくれるんですか!?」


「そん時は一生面倒みr(ガシャーーーンッ!!!)」

何か時計がすごい勢いで床に叩きつけられたんだけど…
…よかった、壊れてはない!


「ごめんよ母さん!!」

俺は天井に向かって叫んだ

「えっ…どうしたんですか凛さん?」

…女子高生を引かせてしまった…死にたい

「い、いや…何でもないんだ」

「はぁ…100年の恋も覚めました」

「恋してくれてたのか!」

「例えですよ?私、あまりにも年上は無理です」

「ハッキリ言わないでくれるかな!?」

おじさん、傷付いちゃう!


「秋兎から胃袋を寝取れなかったか…」

「私、胃袋は一生兄ちゃんに奪われてるんで」

この子、無自覚に重めの子だよな

「それはさて置き…凛さん?」

「何かな冬花ちゃん?」

「私は今日ここに泊まればいいんですかね?」

「と、泊まってもいいが…帰りたかったら「いいんですか?」」


あ、すべて見透かされてる
秋兎の家で二人のランデブーなのバレてる

「あー…今夜は帰したくない」

「おえ」

「ひどいよ冬花ちゃん!?」

「冗談ですよ…でも凛さん…それなら」

そう言って冬花ちゃんは見たこと無い顔をして

「ちゃんと私を満足させてくれるんですよね?」

と、色っぽく言ってきた
…危ない!母さんがいなければ即キュンだった!


「冬花ちゃん?あまり男をからかわない方がいいよ?」

「からかってないですよ?本気です!」

「それはそれで問題があるよ!?」

「それにちゃんと人は選んでます!」

「そ、そうか」

「あ、ちなみに私どこで寝ればいいんですか?」

「舞の部屋かな?」

流石にリビングで寝かせる訳にはいかんしな

「兄ちゃんの彼女の部屋で寝るのかぁ~」

「何かよそよそしくなってない!?」

仲良かったろ君ら!?


「あ、嫌なんじゃないですよ?」

「そ、そうか」

「ただ、色々考えちゃうなと」

「なるほどね」

「一緒に寝ます?」

「俺を犯罪者にしたいのかな!?」

「え?一緒に寝ただけで手を出すつもりですか?…幻滅しました」


「それはひどくないかな!?」

「冗談ですよ?…本当にからかうと楽しい人ですね」

「ぐぬぬ…ま、まぁ?大人だから君が全裸で寝てようが何とも思わないがね!」


「…私、そんなに魅力無いんだ…」

え?あ、え?…な、なんで、そんなにうつ向くの?
え?…え?~…ん~…?

【おじさん処理落ちナウ】

「そ、そんなことないさ!君なら厚着でも襲っちゃう!」

「だ、そうですママさん!」

(ガシャーーーンッ!!!ガシャーーーンッ!!!ドンガラガッシャーン!!!)

「何かえらいこと色々落ちた!!?」

その後、落ちたものを二人で片付けた後
母さんの仏壇に手を合わせて
二人でテレビを見ながら談笑し
そのままリビングで寝た

朝、リモコンが頭に落ちてきた。

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