となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二年目二学期編3

楽しいクリスマスパーティーの筈が!?

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ようやく始まるクリスマスパーティー
用意した料理を前に喜んでくれているような
二人を見て嬉しい気持ちになっていると
今日も今日とて神川さんは話し掛けてきた


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「本日はご招待ありがとう!」

「いや、もてなされてばかりだからな」

「我々は攻めだからな!」

「私を一緒にしないで?私は受けよ?」

「誘い受けとかじゃなく?」

「まぁ、たまにそうかも知れないけど?」

「今更ですが、父と娘の話じゃないですね!?」

「本当に今更ね…あぁ、でもね」

「ん?」

「「父と乳の名を持つ者同士、話が合う(んだ)のよ!」」

「二人で息を合わせてドヤ顔されても!?」

「おいひいよ、兄ちゃん」

「こっちは食べ始めてるし!?」

「作ってもらった料理は一番美味しい時に食べるのがマナーだよ?兄ちゃんありがとう!」


「冬花…結婚しよう!」

「ふぇ?………ぅ「させるかぁ!」」

ちっ!兄妹の馴れ合いを止めよって!

「パクパクパクニギュグニュ…」

「冬花?…後半の咀嚼音がバキみたいになってるぞ?」

「そ、そう?…あ、でも本当に美味しいよ?」

「よかった」

「…いただきます。」

若干ムスッっとした舞はフライドチキンを頬張り
眼をいきなり見開いて


「うまいっ!うまいっ!うまいっ!!」

「煉獄さん!?」

今更!?

「美味しいわ、秋兎くん…お婿に来なさい」

「お、おう…ありがとう」

「秋兎君…照れずにハッキリ返さんか!まったく!モグモグ」

凛さんは苦笑いをしながら
グラタンを一口食べた

「秋兎君…お嫁さんになってくれ!」

「凛さんまで!?そしてお嫁さん!?」

「くっ…パパがライバルになってしまったわ!」

「まさか…娘がライバルになるとはな…いいだろう!」

「「勝負(よ)だ!」」

何か二人がえらい盛り上がっている!?
あれ?酒とか入ってないよな!?


「に、兄ちゃん…」

「お、おお…どうした冬花?」

「兄ちゃんを私の物にしていい?」

「お前までどうした冬花!?」

「いや、この空気に乗っかろうかと」

「無理に乗っからなくていいんだぞ!?」

「無理にじゃないけど…面白そうな方に着こうかと」

「三対一になった!?」

「それで、どうやって秋兎くんを取り合うのよ?」

「取り合わないで!?俺は俺のだよ!?」

「お前の物は俺の物だ!」

「ジャイアニストだった!?」

「そうね…さしあたって…」

舞は少し考えたあとに口を開き

「第一回!秋兎くん争奪戦お・も・て・な・し大会を開催するわよ!」



「お・も・て・な・し大会!?」

「「いい(でしょう)だろう!」」

「良くないよ!?勝手にk「デュエルの開始を宣言しろ!」」



「「「デュエル開始ィィィ!!」」」


「勝手に始まるな!?」

そんなわけ?で何か大会が始まってしまった!
クリスマスイブ、死なないで!
まだ、雰囲気は残ってる!
ここの変な空気を超えてみんなで
クリスマスイブを過ごすんだから!

次回【クリスマスイブ 死す】
デュエルスタンバイ!



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