437 / 815
二年目二学期編3
冬花美食倶楽部?
しおりを挟む
のんびりと…あまりしてないクリスマスイブ前日
何だかソワソワした空気を町やテレビから
感じながらキッチンで悩んでいた俺に
今起きたであろう寝坊助な冬花は話し掛けてきた
「おはよう兄ちゃん」
「こんにちは、冬花。」
「何か私たちの間に時差がないかな?」
「時差は無いが食い違いはあるな!」
もう、11時…いや、12時だぞ冬花…
「私が起きた時には11時50分だったからおはようだよ?」
「午前中だったからか?」
「そうだよ?」
「ちなみに今起きたら?」
「こんにちはございます。」
「ございます、だけ継承された!?」
「それより何を悩んでるの兄ちゃん?」
「よく分かったな冬花?」
「何年、兄ちゃんの妹をしてると思ってるのかな?」
と、すごくドヤ顔で冬花は言った
…ふむ
「いや、明日クリスマスイブだろ?何作ろうかな?…と」
「お、今年は家でクリスマスパーリィーするの?」
「パーリィーが気になるが…まぁ、そうしようかな?と」
「確かにいつもおもてなしされてばっかりだもんね?」
「二人とも気にしないだろうが…まぁ、そゆこと」
「舞さんには話したの?」
「朝連絡したらオッケイだとさ」
『分かったわ…私のナカ…秋兎くんのでいっぱいにしてね🖤』
と、怪文書が送り返されてきたことは
言わなくていいだろう。
「凛さんは大丈夫なのかな?」
「大丈夫らしいぞ?」
同タイミングに凛さんにもメッセージ送ったら
『分かった…今回は俺のナカをいっぱいにしてくれ!』
と、同じく怪文書が送られてきたことは言わなくていいだろう。
「さてと…あとは何を作るかだな」
「今日作るの?早くない?」
「いや、今日は試食用に少しだけ作ってみようかと思ってな…慣れてないのばっかりだし」
「真面目だねぇ…仕方ない、冬花も手伝うよ!」
「試食したいだけだな?」
「流石よくわかったね!」
「何年、冬花の兄ちゃんやってると思ってるんだ?」
「えへへ」
「さてと…まずはフライドチキンな訳だが…」
「おお!いいね!」
「まぁ、昨晩から浸けてるからあとは粉付けてあげるだけな訳だが…」
「本気なんだね兄ちゃん!?」
「やれることやらないで失敗するのは悔しいだろ?」
「な、なるほど…なら冬花も全力の味見をするよ!」
「ま、まかせたぞ!」
すごい気迫だ…何てオーラ力だ!
…これは、本気で挑まねば!
その後俺は海原雄山に睨まれてるレベルで
衣を丁寧につけて油の温度に気を配り…昨日覚えた
二度揚げをして冬花の前に出した
「お、お待たせいたしました。」
そこには、えらそうに俺の甚平を勝手に身に付けた
冬花がテーブルの前に座っていた
「うむ…」
何か張りきりすぎて変なキャラになってないか冬花?
そんなことを考えていると冬花はフライドチキンを
手に持ち
「ふむ…浅ましい料理だ…鶏肉に味を付け…揚げただけなどと…向こうの国が考えそうな、カロリーを摂取するためだけの料理だ。」
何だこいつは…ってか本気の試食で海原雄山を
思い浮かべてなりきってるだけじゃん…
漫画ならいいがリアルで言われたら心にくるな!
「ふむ…では」
えらそうな冬花は口を開けてフライドチキンを
一口頬張った
「…!…ほぉ…これは」
何だ?何か気付いたのか!?
「このフライドチキンを作ったのは誰だ!」
「俺だよ!?目の前に居るし知ってるだろ!?」
「貴様か!これを作ったのは!」
「続けるんだな!?…はい、私です」
乗ってやることにした
「貴様…このフライドチキン、二度揚げしおったな!?」
「お前、二度揚げなんか知ってるのか!?」
「ふふふ…こやつめ……」
「と、冬花?」
何か魂が抜けたみたいに上を向いたんだが…
「お、おい…大丈夫か!?」
ちょっと心配になり肩を揺らしてみた
「あ、ごめん兄ちゃん…海原雄山逃げた」
「海原雄山逃げたってなに!?」
「いや、本気を出したら卸せた!」
「お前はイタコさんなのか!?」
そして、海原雄山は漫画のキャラだろ!?
「あ、私個人の感想としてはパリパリで美味しいよ!」
「良かった!」
「あと兄ちゃん、二度揚げってなに?」
「良かった冬花だ!」
俺は謎の安堵と冬花のまさかの新能力を見た…
あれか?夏樹の真似をずっとしてたから
トレースが上手くなったぁ~…的なことか?
「まぁいいや、さてまだまだ続くぞ冬花!」
「任せて!兄ちゃんのでナカいっぱいにして!」
「お前もか冬花!?」
何だかソワソワした空気を町やテレビから
感じながらキッチンで悩んでいた俺に
今起きたであろう寝坊助な冬花は話し掛けてきた
「おはよう兄ちゃん」
「こんにちは、冬花。」
「何か私たちの間に時差がないかな?」
「時差は無いが食い違いはあるな!」
もう、11時…いや、12時だぞ冬花…
「私が起きた時には11時50分だったからおはようだよ?」
「午前中だったからか?」
「そうだよ?」
「ちなみに今起きたら?」
「こんにちはございます。」
「ございます、だけ継承された!?」
「それより何を悩んでるの兄ちゃん?」
「よく分かったな冬花?」
「何年、兄ちゃんの妹をしてると思ってるのかな?」
と、すごくドヤ顔で冬花は言った
…ふむ
「いや、明日クリスマスイブだろ?何作ろうかな?…と」
「お、今年は家でクリスマスパーリィーするの?」
「パーリィーが気になるが…まぁ、そうしようかな?と」
「確かにいつもおもてなしされてばっかりだもんね?」
「二人とも気にしないだろうが…まぁ、そゆこと」
「舞さんには話したの?」
「朝連絡したらオッケイだとさ」
『分かったわ…私のナカ…秋兎くんのでいっぱいにしてね🖤』
と、怪文書が送り返されてきたことは
言わなくていいだろう。
「凛さんは大丈夫なのかな?」
「大丈夫らしいぞ?」
同タイミングに凛さんにもメッセージ送ったら
『分かった…今回は俺のナカをいっぱいにしてくれ!』
と、同じく怪文書が送られてきたことは言わなくていいだろう。
「さてと…あとは何を作るかだな」
「今日作るの?早くない?」
「いや、今日は試食用に少しだけ作ってみようかと思ってな…慣れてないのばっかりだし」
「真面目だねぇ…仕方ない、冬花も手伝うよ!」
「試食したいだけだな?」
「流石よくわかったね!」
「何年、冬花の兄ちゃんやってると思ってるんだ?」
「えへへ」
「さてと…まずはフライドチキンな訳だが…」
「おお!いいね!」
「まぁ、昨晩から浸けてるからあとは粉付けてあげるだけな訳だが…」
「本気なんだね兄ちゃん!?」
「やれることやらないで失敗するのは悔しいだろ?」
「な、なるほど…なら冬花も全力の味見をするよ!」
「ま、まかせたぞ!」
すごい気迫だ…何てオーラ力だ!
…これは、本気で挑まねば!
その後俺は海原雄山に睨まれてるレベルで
衣を丁寧につけて油の温度に気を配り…昨日覚えた
二度揚げをして冬花の前に出した
「お、お待たせいたしました。」
そこには、えらそうに俺の甚平を勝手に身に付けた
冬花がテーブルの前に座っていた
「うむ…」
何か張りきりすぎて変なキャラになってないか冬花?
そんなことを考えていると冬花はフライドチキンを
手に持ち
「ふむ…浅ましい料理だ…鶏肉に味を付け…揚げただけなどと…向こうの国が考えそうな、カロリーを摂取するためだけの料理だ。」
何だこいつは…ってか本気の試食で海原雄山を
思い浮かべてなりきってるだけじゃん…
漫画ならいいがリアルで言われたら心にくるな!
「ふむ…では」
えらそうな冬花は口を開けてフライドチキンを
一口頬張った
「…!…ほぉ…これは」
何だ?何か気付いたのか!?
「このフライドチキンを作ったのは誰だ!」
「俺だよ!?目の前に居るし知ってるだろ!?」
「貴様か!これを作ったのは!」
「続けるんだな!?…はい、私です」
乗ってやることにした
「貴様…このフライドチキン、二度揚げしおったな!?」
「お前、二度揚げなんか知ってるのか!?」
「ふふふ…こやつめ……」
「と、冬花?」
何か魂が抜けたみたいに上を向いたんだが…
「お、おい…大丈夫か!?」
ちょっと心配になり肩を揺らしてみた
「あ、ごめん兄ちゃん…海原雄山逃げた」
「海原雄山逃げたってなに!?」
「いや、本気を出したら卸せた!」
「お前はイタコさんなのか!?」
そして、海原雄山は漫画のキャラだろ!?
「あ、私個人の感想としてはパリパリで美味しいよ!」
「良かった!」
「あと兄ちゃん、二度揚げってなに?」
「良かった冬花だ!」
俺は謎の安堵と冬花のまさかの新能力を見た…
あれか?夏樹の真似をずっとしてたから
トレースが上手くなったぁ~…的なことか?
「まぁいいや、さてまだまだ続くぞ冬花!」
「任せて!兄ちゃんのでナカいっぱいにして!」
「お前もか冬花!?」
0
お気に入りに追加
278
あなたにおすすめの小説


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!


大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる