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ドキドキ?!修学旅行!

秋兎はすべてを理解した?

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おっぱいボール&息子の帽子事件後
ふらふらと通りを歩きながら何件かお店を物色し
それなりの数のお土産を買った俺達は
少し休もうとベンチに腰かけた。
近くにあった自販機で買った飲み物を一口飲むと
神川さんは話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「おっぱいボール買ってしまったわ!」

「知ってる!」

2件目で嬉しそうに速攻レジに持っていったもんな!

「最初は我慢したけど二回目は無理だったわ!」

「まぁ…何かに使えるだろ…」

「おっぱいを何かに使う何て…秋兎くんやらしいわね!」

「お前にだけは言われたくないな!?」

「二人とも本当に仲いいよね?」

そう言って神埼はちんすこうを1つ手渡しながら
話し掛けてきた。


「そ、そうか?…そう見えるのは嬉しいが、照れるな」

「神埼君がちん!を秋兎くんに差し出したわ…」

「何か言い方が嫌だよ…神川さん…」

「あら、ごめんなさい…」

「ところで…」

俺は先程から気になっていることを神埼に聞いてみた

「何で斉藤さんの腕を掴んでるんだ?」

そうなのである…ベンチに座った瞬間
俺の横を確保し、一番端に斉藤さんの腕を引き誘導し
座らせたのを俺は見たし…今も
『ボクの側を離れないで?』と言わんばかりに
腕を掴んでいる…やはり…


「やっぱりそうy「違うよアキ君?」」

食い気味に否定されてしまった


「照れなk「違うよアキ君??」」

さっきより食い気味だし若干ムスっとしてしまった…


「じゃあ、それはいったい…?」

俺は掴んでいる腕を指差した。
少し考えた神埼は口を開いた


「いや…えっと…さ、斉藤さんが腕掴んで欲しいって!」

「わ、私!?」

「んな訳あるか!…な、斉藤さん?」

アワアワと何故か焦ってしまった
斉藤さんは神埼の顔を見たあとに何か気合いをいれた
顔をして


「い、言いました!」

「言ったんだ!?」

「つ、強く掴んでくださいと言いました!」

「力の指定もしてた!?」

何でそんなことを!?
…ま、まさか!?

「なるほど…全てを理解した…がんばれ、斉藤さん!」

俺は一度立ち上がり斉藤さんの肩をポンポンしながら
言った。


「は、はい…頑張ります?」

何か意味が伝わってないようだ…
なるほど…無意識の段階なんだね斉藤さん!
大丈夫!俺は応援する!
神埼→斉藤さんじゃなく、斉藤さん→神埼
ってことだと理解してしまったからな!

俺が一人で納得していると
腕を強く引かれそのまま座ると
となりの神川さんはこちらを不機嫌そうに見つめ


「違うわよバカ秋兎くん」

「珍しく普通に怒った!?」

「…神埼君、斉藤」

「「な、何でしょう?」」

「すこし…目を瞑ってくれるかしら?」

「「は、はい」」

お、おい…何故鞄で通路側から見えないように
俺達の顔を隠す?…おおい?

「お、おい…舞…舞さん?な、何をするつm「ズキュュュン!」」


ん~!!!?◇▼▽◇▽▲▽▽●○‡♡♡♡▼◆□▼†▽♡!!?


「ふぅ…ご馳走さま。」

「こ、殺す気か!?」

口から内臓引き吊りだされるかと思った!!

「あとは…はい、手を借りるわよ?」

顔を真っ赤にした舞は俺の手を自分の肩に置き

「ポンポンして…」

「え?」

「早くしないと口から内臓引き吊り出すわよ?」

「わ、分かった」

俺は舞の肩をポンポンし
さらに頭を撫でた


「これで、いいか?」

「…今はこれで満足してあげるわ」

そう言って舞は立ち上がり

「神埼君、斉藤…さん、目を開けていいわよ?」

そう言われ二人ても目を開ける
…顔真っ赤だ…ごめん二人とも!

「あ、あれだね…斉藤さん…ボ、ボク達だけで別行動しようか?」


「そそそーだね!わ、わーい!」

「ダメよ、二人ともいらっしゃい?」

「え、逆にいいの?」

神埼が不思議そうに舞を見ると
一瞬考えた素振りをした舞は口を開き


「ストッパーで二人が居てくれないと秋兎くんが修学旅行終わりにパパになってしまうわよ?」


「う、産まれるの早いね!」

「神埼!ツッコミが変になってるぞ!?」

「少ないけど…」

「斉藤さんはご祝儀を出さないでね!?」

その後、ふらふらと四人で回ったあと
他の班より少し早めにバスに戻った。





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