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ドキドキ?!修学旅行!
だから私達は__
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時間を少し戻し女子部屋__
こんにちは、神川 舞です。
私は今、大変怒っています。
スーパー地球人に目覚めそうです
ちなみに秋兎くんは先に
食事スペースに移動してもらいました。
そんな私の前で土下座している斉藤は話し掛けてきた
「あ、あの神川…さん?」
「何かしら斉藤?」
「秋兎くんを引き吊り込んですみませんでした!」
ほっ、綺麗な土下座をしよる。
…危ないちょっとボケてしまった
誰に伝わるのよこのパロディ…原形あまり無いし
じゃなかった。
「何であんなことを?」
「あ、あの時は必死で…秋くんが怒られちゃう!って思ったら…体が勝手に…」
「体が勝手に秋兎くんを求めて反応したと?」
「何だか言い方が如何わしいけど…そうだね…求めては無いけど」
「は?私の彼氏に魅力がないとでも?」
「そ、そんなこと無いよ?秋くんは魅力的だよ?」
「メスがよぉ~…」
この部屋に呼んだのは失敗だったわね…
私がトイレとか行ってたら秋兎くんは
ゴブリンの巣に投げ込まれた全裸美人みたいな目に遭って
いたに違いないわ…
「…秋兎くんのこと好きなの?」
私は斉藤さんに…怖いけど聞いてみた
「…好き…でした。」
「でした?」
過去形…?
私が少し不思議に思っていると他の女子達も
頷いている…
「皆は…何か知ってるの?」
私は高校生の時からの秋兎くんしか知らない
それ以前の交友関係はあまり知らない
私がそんなことを考えていると
斉藤さんは口を開き
「…私達は秋くんに助けてもらったんです」
「何か似たようなことをさっきも聞いたけど…でも、あなた達、何もしてないとも言ってなかったっけ?」
「そうですね…特別なことじゃないので」
「よく分からないわね…」
「私達はそれぞれ普通にたくさん助けてもらったんです。」
そう斉藤さんが言うと女子達は口を開き
「私は押し付けられた放課後の掃除を手伝ってもらった」
「私は重い荷物を代わりにもってもらった」
「私は分からない勉強を教えてもらった」
そう彼女達は嬉しそうに次々話してくれた。
どれもこれも別に特別なことはじゃない。
少しの優しさ…気遣い…だけど
「そう…大したことじゃないんです。…だけど」
「「「好きになるには充分な理由だと思いませんか?」」」
彼女達はそう嬉しそうに声を揃えて言った。
確かにそうだと思った。
漫画やアニメじゃ無いんだ…
襲われていた所を助けてくれたとか
学校や国を動かしてとか
そんな劇的な理由で好きになる方が珍しいんだ。
ただ、何気ない優しさを…良いと思ったんだ。
本人が特別何かをしたと思ってないことでも
された側からすれば…
「確かに特別なことじゃないわね」
私は納得し少し可笑しくなり笑った
「「「って訳で私達はAMCを結成しました!」」」
「そこは分からないわ!?」
「…秋くんめちゃくちゃ落ち込んだ時期があったので」
「…それって妹さんの事故のこと?」
「さすが、知ってましたか…そうです」
「秋くん…見るからに元気が無いのに…」
「それでも、皆に変わらず優しくしてくれて…」
「私達…何かしたいなと思って」
「……きっかけもあって…」
「それで…」
「「「それで、せめて学校にいる間は楽しい思いをしてもらおうと結成したんです!」」」
「な、なるほど?」
100%善意なのね…あれねファンクラブみたいなことよね?
「交代で秋くんにバレないように机や床を綺麗にしたり」
「秋くんが好きそうな本を図書室で借りてきて学級文庫として置いてみたり」
「秋くんが忘れ物をしないようにさりげなく席の近くで明日必要な物を雑談してみたり」
「「「とにかく甘やかしました!」」」
「お母さんかしら!?」
「正直、男性としてというか息子として見てしまうようになってきました!母性が勝ちました!」
「モテモテなのに哀れね秋兎くん!?」
「でも、抱き付いたら流石にドキドキしました!」
「だまれ斉藤」
「ゆ、許してください…」
まぁ…あれなのね
引き吊り込んだのも必死に秋兎くんが怒られないように
した結果な訳ね…納得…はしたくないけど
理解はしたわ…
「でも、それだと」
そう、それだと
「私の存在は憎いんじゃない?」
ぽっと出てきた女がかっさらって行ったんだし
「最初は三日三晩激論が交わされました」
「三日三晩!?」
「その結果…」
「は、はい。」
「神川さんは秋くんの性教育の観点以外ではいい子だと結論が出ました!」
「秋兎くんの性教育の観点ってなに!?」
私、そんなに…いや、悪いわね
私がお母さんならあの子とあまり話しちゃダメよって
息子に言うかも知れないわ…
「私達の話し合いで、そろそろ秋くんもそうゆうことを覚えた方がいい。まずは第二次成長とかから…と!」
「あなた達は秋兎くんを何歳だと思ってるの!?…もうどうやったら授かるかも知ってるわよ!?」
「「「またまたぁ~」」」
「いやいや…普通に保健体育で習ってるから!」
「そうでした…男女別なので盲点でした…あぁ」
「「「秋くん、大人になったのね…」」」
何か子供が成人したみたいなテンションの
彼女達を見て、何か息子さんを
私にください!って言おうか一瞬真剣に悩んでしまった
けど、我に返りこらえた。
まぁ、ライバルでは無かったらしいので
安心した私は斉藤さんと和解し
少し皆とある話し合いをした
「じゃあ、この契約でいいわね?」
「大丈夫です。リーダーには私から伝えておきます。」
「…ちなみにリーダーって誰よ?」
「い、言えません」
「……まぁ、いいわ…じゃあ頼んだわよ?」
「分かりました!」
そう彼女は綺麗な敬礼をした。
ちなみに契約内容は…
【秋兎くんを幸せにしよう。】
だけである。
こんにちは、神川 舞です。
私は今、大変怒っています。
スーパー地球人に目覚めそうです
ちなみに秋兎くんは先に
食事スペースに移動してもらいました。
そんな私の前で土下座している斉藤は話し掛けてきた
「あ、あの神川…さん?」
「何かしら斉藤?」
「秋兎くんを引き吊り込んですみませんでした!」
ほっ、綺麗な土下座をしよる。
…危ないちょっとボケてしまった
誰に伝わるのよこのパロディ…原形あまり無いし
じゃなかった。
「何であんなことを?」
「あ、あの時は必死で…秋くんが怒られちゃう!って思ったら…体が勝手に…」
「体が勝手に秋兎くんを求めて反応したと?」
「何だか言い方が如何わしいけど…そうだね…求めては無いけど」
「は?私の彼氏に魅力がないとでも?」
「そ、そんなこと無いよ?秋くんは魅力的だよ?」
「メスがよぉ~…」
この部屋に呼んだのは失敗だったわね…
私がトイレとか行ってたら秋兎くんは
ゴブリンの巣に投げ込まれた全裸美人みたいな目に遭って
いたに違いないわ…
「…秋兎くんのこと好きなの?」
私は斉藤さんに…怖いけど聞いてみた
「…好き…でした。」
「でした?」
過去形…?
私が少し不思議に思っていると他の女子達も
頷いている…
「皆は…何か知ってるの?」
私は高校生の時からの秋兎くんしか知らない
それ以前の交友関係はあまり知らない
私がそんなことを考えていると
斉藤さんは口を開き
「…私達は秋くんに助けてもらったんです」
「何か似たようなことをさっきも聞いたけど…でも、あなた達、何もしてないとも言ってなかったっけ?」
「そうですね…特別なことじゃないので」
「よく分からないわね…」
「私達はそれぞれ普通にたくさん助けてもらったんです。」
そう斉藤さんが言うと女子達は口を開き
「私は押し付けられた放課後の掃除を手伝ってもらった」
「私は重い荷物を代わりにもってもらった」
「私は分からない勉強を教えてもらった」
そう彼女達は嬉しそうに次々話してくれた。
どれもこれも別に特別なことはじゃない。
少しの優しさ…気遣い…だけど
「そう…大したことじゃないんです。…だけど」
「「「好きになるには充分な理由だと思いませんか?」」」
彼女達はそう嬉しそうに声を揃えて言った。
確かにそうだと思った。
漫画やアニメじゃ無いんだ…
襲われていた所を助けてくれたとか
学校や国を動かしてとか
そんな劇的な理由で好きになる方が珍しいんだ。
ただ、何気ない優しさを…良いと思ったんだ。
本人が特別何かをしたと思ってないことでも
された側からすれば…
「確かに特別なことじゃないわね」
私は納得し少し可笑しくなり笑った
「「「って訳で私達はAMCを結成しました!」」」
「そこは分からないわ!?」
「…秋くんめちゃくちゃ落ち込んだ時期があったので」
「…それって妹さんの事故のこと?」
「さすが、知ってましたか…そうです」
「秋くん…見るからに元気が無いのに…」
「それでも、皆に変わらず優しくしてくれて…」
「私達…何かしたいなと思って」
「……きっかけもあって…」
「それで…」
「「「それで、せめて学校にいる間は楽しい思いをしてもらおうと結成したんです!」」」
「な、なるほど?」
100%善意なのね…あれねファンクラブみたいなことよね?
「交代で秋くんにバレないように机や床を綺麗にしたり」
「秋くんが好きそうな本を図書室で借りてきて学級文庫として置いてみたり」
「秋くんが忘れ物をしないようにさりげなく席の近くで明日必要な物を雑談してみたり」
「「「とにかく甘やかしました!」」」
「お母さんかしら!?」
「正直、男性としてというか息子として見てしまうようになってきました!母性が勝ちました!」
「モテモテなのに哀れね秋兎くん!?」
「でも、抱き付いたら流石にドキドキしました!」
「だまれ斉藤」
「ゆ、許してください…」
まぁ…あれなのね
引き吊り込んだのも必死に秋兎くんが怒られないように
した結果な訳ね…納得…はしたくないけど
理解はしたわ…
「でも、それだと」
そう、それだと
「私の存在は憎いんじゃない?」
ぽっと出てきた女がかっさらって行ったんだし
「最初は三日三晩激論が交わされました」
「三日三晩!?」
「その結果…」
「は、はい。」
「神川さんは秋くんの性教育の観点以外ではいい子だと結論が出ました!」
「秋兎くんの性教育の観点ってなに!?」
私、そんなに…いや、悪いわね
私がお母さんならあの子とあまり話しちゃダメよって
息子に言うかも知れないわ…
「私達の話し合いで、そろそろ秋くんもそうゆうことを覚えた方がいい。まずは第二次成長とかから…と!」
「あなた達は秋兎くんを何歳だと思ってるの!?…もうどうやったら授かるかも知ってるわよ!?」
「「「またまたぁ~」」」
「いやいや…普通に保健体育で習ってるから!」
「そうでした…男女別なので盲点でした…あぁ」
「「「秋くん、大人になったのね…」」」
何か子供が成人したみたいなテンションの
彼女達を見て、何か息子さんを
私にください!って言おうか一瞬真剣に悩んでしまった
けど、我に返りこらえた。
まぁ、ライバルでは無かったらしいので
安心した私は斉藤さんと和解し
少し皆とある話し合いをした
「じゃあ、この契約でいいわね?」
「大丈夫です。リーダーには私から伝えておきます。」
「…ちなみにリーダーって誰よ?」
「い、言えません」
「……まぁ、いいわ…じゃあ頼んだわよ?」
「分かりました!」
そう彼女は綺麗な敬礼をした。
ちなみに契約内容は…
【秋兎くんを幸せにしよう。】
だけである。
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