となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
417 / 815
ドキドキ?!修学旅行!

シーサーの色塗り体験!

しおりを挟む
何か楽しかったお土産を後にした俺達は
シーサーの色塗り体験をしにバスで移動した。
こうゆう作業好きだなと楽しく色塗りをしていると
となりで作業している神川さんは話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「色塗りって素敵よね?」

「どんどん完成していく感じが楽しいよな!」

「それはもちろんなのだけど…」

「ん?」

「綺麗な肌に少し粘り気がある物をベタベタと筆(意味深)で撫でて染めるなんて素敵よね?」



「歪んでるな!?」

「えぇ~…何か良くない?」

「ん~…」

「想像力が足りないわね…仕方ない…手伝ってあげるわ」

「な、何をだよ?」

「想像して?…シーサーが私で…筆がちんすこう」

「筆がちんすこう!?」

「年齢制限(理性)が掛かったわ!」

「ありがとう理性!」

「まぁ、いいわ…伝わるだろうし…」

「な、なんのことやーら」

「…秋兎くんのちんすこうが…私の顔にペチペチ当たって…トロッとした物を…擦り付けて「やめろ!?」」


小声で耳元とは言え…いや、だからこそ
やめてほしい…な、なんかこう…助けて男子達!


「ふふふ…耳赤くして…そんなに…いいのかしr「舞さん?」」


舞が乗ってきた所で遮る声が聞こえる…
この話数にして初登場の…


「舞さん、大きい声を出さないのはえらいけど、近すぎますよ?…節度を持ちなさい?」


担任の先生【霜月しもつき エリカ】先生である。
俺達は一年生の時からお世話になっている先生で
家庭科教師でアダ名は【えっちゃん先生】である。



「エッッ先生…すみません。」

「舞さん?前から思ってたけどその呼び方…大丈夫?」

「何をおっしゃいます先生…すごく敬意を込めて呼んでます!」


「なら、いいけど…」

いいんだ。


「あ、でもあまり男子をからかうのはダメよ舞さん?」


「からかってませんよ?」

「君がその気が無くても、あきt「からかってません本気ですから」」


すっっっごい静寂が訪れ、アワアワしてしまった
先生はあたふたしたまま
混乱したのか口を開き


「ならよし!」

親指を立てて去っていった

それでいいのか先生!?


「私の本気の愛が伝わったのね!」

「伝わったのは狂気とかじゃないかな!?」

その後、満足したらしい舞は黙々と作業を続け
俺が終わったのとほぼ同じタイミングで完成した
満足気な顔をした神川さんは再び話し掛けてきた


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「シーサー交換しない?」

「別にいいけど…いいのか?見た感じ舞の方が綺麗に塗れてるが?」


「いいのよ…私は秋兎くんのが欲しいの…ダメ?」

ちくしょう…可愛くおねだりしやがって…
俺は黙ってシーサーを交換した。
負けたぜ


「わーい!…すっごく普通のシーサーね!」

「わ、悪かったな!?」

何色塗ればいいか分からず、ここに来るまでに見たやつ
の色を真似ただけだから、確かに個性は無いな


「…舞のは個性的だな」

薄いピンクの肌に赤い毛…でいいのか?
体毛…青い目が個性的だがすごい綺麗だ


「ありがとう、大事にするよ」

「私も大事にするわ!」

旅の思い出がまた一つ増えた。


「玄関に置いて、帰ったり出掛けたりする度に私を思い出すがいいわ!」


「…別にいつも舞を思い出してるが?」

「…デュフ」

「気持ち悪い」

「ありがとう…シーサー見るたびに今の言葉を思い出すわね!」


「お前はそれでいいのか!?」
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ヲタクな妻は語りたい!!

犬派のノラ猫
ライト文芸
これはヲタクな妻と夫が交わす 普通の日常の物語である!

黒蜜先生のヤバい秘密

月狂 紫乃/月狂 四郎
ライト文芸
 高校生の須藤語(すとう かたる)がいるクラスで、新任の教師が担当に就いた。新しい担任の名前は黒蜜凛(くろみつ りん)。アイドル並みの美貌を持つ彼女は、あっという間にクラスの人気者となる。  須藤はそんな黒蜜先生に小説を書いていることがバレてしまう。リアルの世界でファン第1号となった黒蜜先生。須藤は先生でありファンでもある彼女と、小説を介して良い関係を築きつつあった。  だが、その裏側で黒蜜先生の人気をよく思わない女子たちが、陰湿な嫌がらせをやりはじめる。解決策を模索する過程で、須藤は黒蜜先生のヤバい過去を知ることになる……。

処理中です...