となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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ドキドキ?!修学旅行!

優しくして…ください。

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こんにちはボクは神埼 巡です。
今ボクは斉藤さんの背中を押して少し人気の無い
所まで来ました。おどおどしてます。


「ごめんね、こんな所まで連れてきて?」

「い、いえ…あ、あの…わ、わたし」

すごく動揺してる…そりゃそうだよね

「ごめ「初めてなので優しくお願いいたします!」」


……!


「いや、違うからね!?あと、そう思うなら大声出すとか逃げようとしようよ!?」


「そ、それもそうですね!せーの!t「まった!?」」

危ない!本気で叫ぼうとした!?

ボクはあわてて口を押さえた…言い訳が出来ない
絵面になってしまった!?


「ご、ごめん謝るから涙目で見ないで!?」

「………」ヒラッ

「覚悟を決めたみたいな目で首筋を見せないで!?」

その後何とか落ち着いた彼女から手を離し

「ふぅ…取り合えず話を聞いて?」

「は、はい…上がいいですか?下がいいですか?」

「違うから!…君さ…秋兎くんが好きなの?」

「!?」

「図星かな?」

驚いた顔をした彼女は少し困った顔をして


「…何故、そう思うんですか?」

「そうだね…目かな?」

「目?…そんなにやらしい目をしてましたか!?」

「安心してそんな目はしてないから…いや、危ない目ではあったけど…何かこう…ねっとりした視線的な…」


「ねっとりした視線!?」

「じっくり観察する視線って感じかな?…誰かに秋兎くんを観察するようにとか頼まれたとか?」


「は、半分当たりです」

「おや?素直だね?」

「隠すことでもないので」

「と、いうと?」

「私はAMCの副長です」

「AMC?」

何それ…ボクのメイドさんノートにも
無いぞそのデータ


「秋くん 見守り クラブ です。」

「……何それ?」

ボクは真顔とガチトーンで言った
たぶん、人生最高クラスに意味が分からなかったんだと
思う。


「わ、私達は秋くんに…助けられたんです!」

「クラブだからそうかと思ったけど複数人いるんだね!?」

「15名程居ます!」

「結構居た!?」

「私達は秋くんに楽しい思いをしてもらうために活動しています!」


「な、なんでぇ?」

100%善意なのが伝わるから余計に怖い

「…私達は小学生の時に結成されました」

「結構歴史があった!?」

「秋くんにそのつもりが無くても私達は秋くんに救われた…だから恩返しがしたくて…」


「…それと今回の事に何の関係が…?」

「あ、今回のは普通に欲望です。」

「普通に欲望!?」

「はい、ただ単に秋くんを観察して写真を撮りグループLINEで共有する仕事をしてました。」


「共有する仕事!?」

「あ、ご心配なく!」

「な、なにが?」

「私達、別に秋くんを寝取ろうと思ってる訳じゃありません!いやぁ~…おそらく神川さんは気が付いたのでしょう…だから私を目の届く位置に…」


「なるほど…」

「ちょっと死んだなって殺気が出てました!」

「そうだったんだ!?」

「何故かちょっと前から警戒されてたみたいで…我々が文化祭で秋くんの写真を販売したくらいから」


「あれ君たちだったんだ!?」

「まぁ、安心してください」

「何を?」

何を安心しろと言うのだろうか…この状況で?


「秋くんの迷惑には死んでもなりませんから!」

「その覚悟が逆に不安だよ!?」

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