となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二年目二学期編2

ツルツル

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のんびりとした休み時間
今日も今日とてとなりの席の
神川さんは話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「何か最近、学校に来たとき机回り綺麗な時無い?」

「あぁ…舞も気付いてたか…」

何かすごく綺麗な訳じゃないが自然な感じで
他の所より綺麗な気がするんだよな…


「私達の席の間の床、何か他のところと比べるとツルツルな気がするわよね?」


「たまに、滑りそうになるよな?」

俺がそう言うと斉藤さんの席の方で大きな音がして
慌ててスマホを持って出ていくのが見えた


(急用の電話か、何かな?)


「まぁ、何事もツルツルだから良いって物でもないわよね?」


「そうかもな?」

「陰毛もすこし残すのもまt「ストップ舞!」」

スマホでとはいえ普通に陰毛とか言うなよ!?

「ダメか~…」

「反応に困るからアウト!」

「仕方ないわね…まぁ、修学旅行は温泉も入れるらしいから、アソコだけじゃなく肌もツルツルになるわね!」


「…まぁ、肌は良いことだな!」

「やっぱり、肌綺麗な女の子は男子から見ても魅力的なのかしら?」


「まぁ、そうなんじゃないか?…ガサガサだと魅力とかより痛そうだな…大丈夫かな?って気持ちが出てくるだろうしな。」


「なるほど…さわり心地的なことじゃないのね」

「まぁ…それもあるだろうけどな?」

「私はお肌には気を付けてるからいつでも、お肌チェックしてきていいわよ!」


「手でも繋ぐか?」

「それはもちろん繋ぐけれど…」

「ん?」

「足とかでもいいわよ!」

「何か絵面がエッチだからダメ!」

「秋兎くんの口からエッチとか出ると…興奮するわね!」

「う、腕とかでいいだろ?」

「脇?」

「腕だっての!わざわざマニアックにするな!」

「ちなみに私、とても脇が弱いわよ!」

「教えてくれなくていいよ!?」

「頬っぺた触ってみる?」

「…二人っきりの時にな?」

「デュフ」

「気持ち悪い!」

「素直な罵倒、心より感謝するわ!」

「感謝するな!?」

「秋兎くん?人に対しての感謝は常に忘れてはいけないのよ?」


「その心がけは立派だがずれてるよ!?」


翌日、俺達の間の席の床が綺麗だけど
ツルツルじゃなくなっていた。

「誰か分からんが…ありがとう?」
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