となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二年目二学期編2

冬花の家事修行!

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のんびりと…していない修学旅行の一週間前。
俺は…冬花の前に立っていた



「…覚悟はできてるか?」

「大丈夫…私は出来てる!」

「よし…厳しく行くぞ!」

「生き抜くためだもんね!」

俺達は熱くハンドシェイクをした。

「まずは…洗濯からだ!」

「はい!」

「まず何が分かるか教えてくれ!」

「はい!汚れた物を洗濯機にぶちこむであります!」

「愚か者が!」

「え!?違うの!?」

「9割は合っているが、大切なことを忘れているぞ!」

俺はネットを取り出し見せる


「何でありますか、それは!」

「貴様は洗濯ネットを知らんのか!?」

「知りません!」

「…まぁ、あんまり使わないよな」

確かに俺もあまり使わないわ。
装飾付いた服とか色落ちしそうなのあんまり無いし
…ゴミとかも気になったらコロコロするしな。


「…大切な洋服を洗う時に使うがよい!」

「分かりました!」

「よし!次は電子レンジだ!」

「先生!料理は教えてくれないでありますか?」

「貴様にはまだ早い!」

「うぅ…料理作れるモテる女の子になりたいであります!」

「何だ、好きな人でも出来たでありますか?」

「口調が写った!?…べ、別に?で、あります!」

「……うむ、帰ってきたらまた簡単な料理を教えてやるから、今は電子レンジを完璧に覚えろ!」


「り、了解であります!」


「まずは、俺が昨日の夜から作った作り置きを冷蔵庫から取り出して…」


「いつの間に作ったの…でありますか!?」

「さすがに眠たい!」

「徹夜でありますか!?すみません!」

「…よし、そろそろやめるか…流石に疲れた」

「分かった!…なるほど…徹夜テンションだったんだね…」

「そうだ!…よし続けるぞ?」

「分かった!」

「冷蔵庫から取り出したら電子レンジに入れて…あ、今回の容器はチンッ出来るやつだからそのままな?」


「便利だね、分かった!」

「そしたら、温めるを押せばOKだ!」

「な、なるほど!流石に出来る!」

「本当か?ボタンいっぱい付いてるけど触りたくならないか?」


「なる…けど、我慢する!」

「…間違ってもワット数とか変えるなよ?」

「わっと数?」

「知らないならよい!」

800wとかで容器温めたらどうなるか俺知らないしな!
大丈夫かも知れんが普通に怖い!

「あと、ワット数を変えると何分何秒か選択しなくちゃいけなくなるからな?」


「うん、私には無理だね!」

「間違って何か押したら【もどる】ボタンを押せば何とかなるからな?」


「分かった!」

「ご飯は炊けるか?」

「ふっ…バカにしないで?普通に無理だよ?」

「誇るな…悲しくなるだろ?」

俺はその後、取り合えず必要そうな
家事やら何やらを教え終わり流石に体力の限界を感じ
ベッドに倒れこんだ。


そんな俺に神川さんが話し掛けてきた


『ねぇ秋兎くん』

「何だよ舞?」

『冬花ちゃんの修行終わった?』

「な、何とかな…」

『お疲れ様』

「ありがとう」

『無事にしこめて良かったわね!』

「言い方を考えような!?」
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