となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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となりは君に居て欲しい

となりは君に居て欲しい6

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ってな訳で…ホテルである。
すぅ~…いいのだろうか?

いや、もちろん嬉しいんだよ?
ただ、酔った勢いなんじゃとか
そもそも俺達付き合ってるのとか、考えてしまう訳で…


「何を難しい顔をしてるのよ?」

「い、いや…いきなりのことに驚いてしまってな…」

「ふんっ…情けない男ね」

「う、うるさいな…」

「……嫌だった?」

「そんな訳無いだろ?…正直めちゃくちゃ嬉しいよ」

「あら…そう。」

「…そ、そうゆうことする前に言っておくぞ?」

「あら、どうしたのよ改まって…?」

そう、ハッキリさせておきたい…俺達の関係を…

「月野さん…俺と付き合ってくれ」

「……何言ってるのよ神川君?」

「な、何が?」

「私達、とっくの昔に付き合ってるじゃない?」

「なぬ?」

「え?」

「「………え?」」

え?そうなの…?

「え?だから、好きだとか毎日言ってきてたんじゃないの?」


「い、いや…OKされてなかったし…流されてたから…」

「あぁ…なるほど…確かに私が悪いわ…ごめんなさい」

「い、いや…良いんだが…驚いた…ちなみに月野さんの感覚ではいつから?」


「高校卒業ちょっと前位から…はぁ…そっか…付き合って無かったのか…」


「…今の告白の返事次第では…」


「……ここに来てることが答えになってない?」

「なってる…けど!」

俺が女々しく不安な彼女みたいなムーブをしていると
何かが俺の口を塞ぎ

「……愛してるわよ、凛君」

「…俺も名前呼びたいんだが?」

「……姫よ」

「かわいい名前じゃないか」

「うるさいわよ…」

「愛してるよ姫。」

その後は閲覧禁止!な展開だったのでカット!

その後まさに事後の俺達はホテルを出て
近くの公園に向かった


「「………」」

む、無言が辛い…

「何を静かになってるのよ神川君…さっきまで良い声で鳴いてたのに?」


「それは君もだろ?」

「「………」」

繋いでいる手から体温が上がったのがお互いに伝わる。

「……あ、でも噛みグセは治してほs…ぐべら!?」

「し、死ね!」

恐ろしく早い手刀が俺を襲った…俺でなきゃ
見逃しちまうぞ…

「うぐっ…」

「……ごめんなさい手が出たわ。」

「問題ない。俺も既に手を出した」

「…はぁ」

「ため息つかないでくれるかな!?」

「何でこんなの好きになったのかしら」

「ひ、ひどい」

「…惚れた弱みってやつね…ねぇ凛君」

「どうした姫?」

俺が聞き返すと姫は少し照れたように
到着した公園で行われているイルミネーションを
見て

「……来年も一緒にここに来ましょうね?」

「来年も再来年も10年後も100年後も一緒に来よう!」

「100年後何て二人とも居ないわよ?」

「なら、来世も一緒にここに来よう。」

「ぷっ…漫画やアニメの見すぎよ?」

「だな。それでも」

俺は手を少し強く握り

「それでもとなりは君に居て欲しいんだ。」

一度手を離して柄にもなく肩を引き寄せ
そんな恥ずかしい台詞を俺は言った。


「凛君…」

「どうした姫?」

「ホテル行くわよ」

「さっき行ったじゃん!?」

「うるさいわね…くそムラムラしたのよ!朝まで帰さないからね?」


「いやぁ~ん…身体がもたない~」

こうして1日にして
彼女の弱いものと強いものを知れたのだった。


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