となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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となりは君に居て欲しい

となりは君に居て欲しい2

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ドキドキとした初デートの日
スーツを着てやろうかと思ったが流石に自重した
俺、えらい!と思いながら待ち合わせ場所の駅に
居ると…月野が乗っているであろう電車が見えた


「まずい…心臓がケツからでそうだ。」

ドキドキがやばい…始めてエロ本開いた時以上
の胸の高鳴り…死ぬんじゃないか俺?
そんなしょうもないことを考えてると
誰かが肩を叩いた



「おはよう神川君」

「お、おはよう月野さん」

俺が後ろを振り向くと…女神が立っていた。
何か後光が指しておられる

「女神…?」

「っ…落ち着きなさい。月野よ。」

「あ、あぁ…改めておはよう」

「うん、おはよう…キチンと来てたわね…関心だわ」

「当たり前だろ…迎えに行けないんだからせめて待ち合わせは守らねば」


「…あら、家を教えたら迎えに来てくれるのかしら?」

「100㎞圏内なら迎えに行く!」

「…バッカじゃないの?」

月野さんは一瞬笑った顔をすぐに戻し

「…いいわ、今日の点数次第で教えてあげる」

そう、意地悪に笑った

「受験の時より緊張するな!」


こうして、俺の入試試験は始まった。
さて、まずはどこに行こうか…

「取り敢えず、食事でもいかがかな?」

「あら、もちろん予約は取ってるのよね?」

「抜かり無し!…ちなみにバイキング何だけど…」

「70点」

「よし、赤点回避!」

「何が好きなのか分からないから取り敢えずバイキングって考えは浅ましいわ」


「ぐはっ!」

「でも、バイキングは好きよ…気にせず食べれるから」

「確かにバイキングだから食べすぎても言い訳できるしな!」


「…お金が変わらないからって意味だけど?」

「あら…?」

「マイナス30点」

「減点がでかい!?」

「ふっ…もういいわ、行きましょ?」

月野は少し笑い、進み始めた
さて、気合を入れろ…神川凛!!



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