となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二年目二学期編

和と洋

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のんびりとした休み時間
今日も今日とてとなりの席の
神川さんは話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「和と洋どっちがいい?」

「…ちなみに聞くがトイレでは無いよな?」

「ある意味、力んだりするかもだけど違うわよ?」

「料理でもないよな?」

「ある意味、その後おいしく召し上がることになるけど違うわよ?」


「じゃあ何だよ?」

「結婚式よ?」

「お前、この前からハッスルしてるな!?」

「何よ…こうゆう会話いや?」

「嫌じゃないが…唐突だなと」

「私が唐突じゃない時なんかあったかしら?」

「悲しくなるからやめろ!?」

「私たちは凹凸だけどね!」

「唐突と凹凸を掛けたのかな!?あんまり上手くないぞ!?」


「それで、どっちがいい?」

「あ、続けるんだな…そうだな」

まぁ、そうゆう話がしたいんだろう…
仕方ない…一回ガチで考えてみるか


「話を膨らませたいから和ならどうしたいとかパターンを出してくれ」


「そうね…和ならまずは神社でやりたいわね」

「なるほど…」

確かに神聖な感じがしていいかもしれない

「そして、最後はみんなが帰った後に神社裏の茂みで初夜を始めましょう!」


「始めねぇよ!?バカかお前は!?」

「えぇ~…やりたい!」

「家まで待てよ!?」

「待てたら苦労しないわ!」

「お前は獣か何かなのか!?」

「人間なんて理性がある獣よ!」

「いい得て妙だな!?」

「そして、洋なら…ウェディングドレスを着ながら…ふぅ」

「だから、家帰ろうよ!?」

「家ならいいの!?」

「そりゃ夫婦何だから…いいだろ」

やばい…改めて考えると恥ずかしい…


「……秋兎くん」

「な、何だよ舞?」

「私…初夜に未亡人になるかもしれないわ」

「な、なんで?」

俺死ぬの?


「たぶん、家に秋兎くんが居て…となりで寝息を立て始めたら…秋兎くんが枯れるまで搾り取ってしまうわ!」


「よし、部屋分けよう!」

結婚式より先に家庭内別居が決まったのだった。
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