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二年目二学期編
文化祭準備【作りましょ】
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やっとのんびり出来る
文化祭準備終了間近
教室のお化け屋敷化も大分進み
カーテンさえ閉めてしまえばそれなりの
怖さは演出できそうな出来になった。
ちらっと暗くなった窓の外をみてに苦笑いしていると
神川さんは話し掛けてきた。
「ねぇ秋兎くん」
「何だよ舞?」
「夜の学校って素敵よね?」
「いつもは居ない時間だからちょっと不思議な気持ちになるよな!」
「それはもちろんなのだけど…」
「ん?」
「たくさんの男女がひとつ屋根の下みんなで汗をかきながら夜を過ごすなんて素敵よね?」
「青春の一ページを変な色で塗るな!?」
「確かに少し白っぽい色かも知れないわね!」
「想像を膨らませるな!?」
「でも、実際なかなか疲れたわね?」
「確かにな…」
ちなみに俺たちもセット作りを手伝った。
…何故か墓である。
「俺の格好的に井戸じゃないかな!?」
「私の格好はどこかしらね?」
「学校じゃないか?」
「なら、セット要らないわね!」
「た、確かにな!」
「せめて、顔から血を流してるみたいにしようかしら?」
「確かに、少しはお化けに見えるかもな?」
「ん~…頭と頬っぺたどっちがいいかしら?」
「あぁ~…頭からの方がそれっぽいかもな?」
「あとは、口から垂れてる感じで…白と赤どっちがいい?」
「赤一択だろ!?」
「そうね、白は将来にとっておくわ!」
「お、おう」
「それにしても、お墓なかなかの大作になったわね!」
「発泡スチロール使ったから床が大変なことになってるが…まぁあっちこっち同じようなもんか…」
片付けが億劫だが…仕方ないよな!
もうひと踏ん張りだ!
「お墓ね…ねぇ秋兎くん」
「どうした舞?」
「本当のお墓も一緒に作りましょうね?」
「面白いプロポーズだな。…俺よりあとに入ってくるならな。」
「あら…つまり秋兎くんは私を未亡人にしたいと?」
「したい訳じゃないが…俺よりは長生きして欲しいかな?」
「あらそう…まぁその時考えましょう…それより」
「ん?」
「未亡人って響きエッチよね?」
「ドラマの観すぎだ!」
文化祭準備終了間近
教室のお化け屋敷化も大分進み
カーテンさえ閉めてしまえばそれなりの
怖さは演出できそうな出来になった。
ちらっと暗くなった窓の外をみてに苦笑いしていると
神川さんは話し掛けてきた。
「ねぇ秋兎くん」
「何だよ舞?」
「夜の学校って素敵よね?」
「いつもは居ない時間だからちょっと不思議な気持ちになるよな!」
「それはもちろんなのだけど…」
「ん?」
「たくさんの男女がひとつ屋根の下みんなで汗をかきながら夜を過ごすなんて素敵よね?」
「青春の一ページを変な色で塗るな!?」
「確かに少し白っぽい色かも知れないわね!」
「想像を膨らませるな!?」
「でも、実際なかなか疲れたわね?」
「確かにな…」
ちなみに俺たちもセット作りを手伝った。
…何故か墓である。
「俺の格好的に井戸じゃないかな!?」
「私の格好はどこかしらね?」
「学校じゃないか?」
「なら、セット要らないわね!」
「た、確かにな!」
「せめて、顔から血を流してるみたいにしようかしら?」
「確かに、少しはお化けに見えるかもな?」
「ん~…頭と頬っぺたどっちがいいかしら?」
「あぁ~…頭からの方がそれっぽいかもな?」
「あとは、口から垂れてる感じで…白と赤どっちがいい?」
「赤一択だろ!?」
「そうね、白は将来にとっておくわ!」
「お、おう」
「それにしても、お墓なかなかの大作になったわね!」
「発泡スチロール使ったから床が大変なことになってるが…まぁあっちこっち同じようなもんか…」
片付けが億劫だが…仕方ないよな!
もうひと踏ん張りだ!
「お墓ね…ねぇ秋兎くん」
「どうした舞?」
「本当のお墓も一緒に作りましょうね?」
「面白いプロポーズだな。…俺よりあとに入ってくるならな。」
「あら…つまり秋兎くんは私を未亡人にしたいと?」
「したい訳じゃないが…俺よりは長生きして欲しいかな?」
「あらそう…まぁその時考えましょう…それより」
「ん?」
「未亡人って響きエッチよね?」
「ドラマの観すぎだ!」
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