となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
182 / 815
となりの席の初恋くん

となりの席の初恋くん2

しおりを挟む

「パパ…私発情期みたいだわ。」

「……すまん娘よもう一度たのむ。」

結局胸の痛みの原因は分からないまま
私は家に帰ってきた。
そして人生の先輩であるパパの意見を聞こうと
思ったことをそのまま伝えたけど…



「だからね私、発情期みたいなのよ。」

「……人間はいつでも発情期だからな。」

「そうなの!?」

「そうとも!」

「パパも?」

「………それで何で舞は発情期だなんて言い出したんだ?」


誤魔化されたわ。


「となりの席の男の子を見たらドキっとしたのよ。」



「…………ほぉ」

何だかパパが暗い顔になったわ…
私なにか変なこと言ったかしら?


「まぁ舞もお年頃だしな。」

「お年頃って何だかえっちいわね!」

「うむ…確かに!」

「それでねパパ」

「ん?」

「この胸の痛みは何なのかしら?」

「ん~……教えてもいいんだが…こればっかりは自分で気付かなきゃいけない問題だからな…」


「命に関わることじゃない?」

「ある意味命には関わるが…まぁ死にはしないさ。」


「なら、いいわ。」

死なないならいい。
また、パパを独りにしてしまうことは
無いと安心した私は自分の部屋に戻った。





「……これが何かは何となく分かってはいるわ」


そう分かってはいる。
ただし知っているだけ。
ゲームやマンガ何かで知識としてあるだけ。
これが本当にそうなのか…見極めなきゃ。
もし…本当にそうなら…私は




「怖い…わ。」
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ヲタクな妻は語りたい!!

犬派のノラ猫
ライト文芸
これはヲタクな妻と夫が交わす 普通の日常の物語である!

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

AV研は今日もハレンチ

楠富 つかさ
キャラ文芸
あなたが好きなAVはAudioVisual? それともAdultVideo? AV研はオーディオヴィジュアル研究会の略称で、音楽や動画などメディア媒体の歴史を研究する集まり……というのは建前で、実はとんでもないものを研究していて―― 薄暗い過去をちょっとショッキングなピンクで塗りつぶしていくネジの足りない群像劇、ここに開演!!

処理中です...