となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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となりの席の初恋くん

となりの席の初恋くん2

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「パパ…私発情期みたいだわ。」

「……すまん娘よもう一度たのむ。」

結局胸の痛みの原因は分からないまま
私は家に帰ってきた。
そして人生の先輩であるパパの意見を聞こうと
思ったことをそのまま伝えたけど…



「だからね私、発情期みたいなのよ。」

「……人間はいつでも発情期だからな。」

「そうなの!?」

「そうとも!」

「パパも?」

「………それで何で舞は発情期だなんて言い出したんだ?」


誤魔化されたわ。


「となりの席の男の子を見たらドキっとしたのよ。」



「…………ほぉ」

何だかパパが暗い顔になったわ…
私なにか変なこと言ったかしら?


「まぁ舞もお年頃だしな。」

「お年頃って何だかえっちいわね!」

「うむ…確かに!」

「それでねパパ」

「ん?」

「この胸の痛みは何なのかしら?」

「ん~……教えてもいいんだが…こればっかりは自分で気付かなきゃいけない問題だからな…」


「命に関わることじゃない?」

「ある意味命には関わるが…まぁ死にはしないさ。」


「なら、いいわ。」

死なないならいい。
また、パパを独りにしてしまうことは
無いと安心した私は自分の部屋に戻った。





「……これが何かは何となく分かってはいるわ」


そう分かってはいる。
ただし知っているだけ。
ゲームやマンガ何かで知識としてあるだけ。
これが本当にそうなのか…見極めなきゃ。
もし…本当にそうなら…私は




「怖い…わ。」
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