となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二年目二学期編

ハロウィンの夜3

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花嫁姿の冬花ちゃんを舐めるように観察している
変態の魔女こと神川舞はすごく満足していた。

いやぁ~…ええもん見せて貰いました!
眼福よ!写真もローアングルから
ツーショットまで撮ったし大満足!

…でもメインは別にあるわ
……秋兎くんを舐め回してやるわ!(撮影的な意味で)
ってか遅いわね?
ナニをしてるのかしら秋兎くん?

そんなことを考えていると廊下を歩く音がして
期待に胸を膨らませた私の前に
秋兎くんは現れた。


「こ、殺す…凛さん…殺す!」

めっちゃ物騒なことを言いながら現れた
秋兎くん…いや秋兎さんは…


「何でナースなんだよ!?」

ナース服だった。


「兄ちゃん…何で着たの?」

「着なきゃ悪いかなと思って…」

「いいやつだな秋兎くん!」

「凛さん…点滴目玉に刺しますよ?」

「その姿で言われると一瞬たじろぐな!?」

「くそ…スゥースゥーする」

ミニスカナース…ってか秋兎くん足きれいね…
もちろん男性の足なのだけど…
あと反応が合わさって…


「舞さん?鼻息が荒いですよ?」

「気のせいよ…冬花ちゃん」

すんごい体熱いしシャッターが止まらないけど
気のせいよ

「さて、店開けるか?」

「永遠に殺しますよ?」

「考えるのをやめそうなことしないで!?」


そりゃそうよ…パパ…

「ま、まぁ…お世話になってるし…いいですけど」

チョロいわ秋兎くん…

「ありがとう秋兎くん…ってかな」

「「「?」」」


「もう、店開けてる。」

この言葉と同時にカランカランと入り口の鈴が鳴った


「こんにちわ…ア、アキ君?」


「か、神埼」

蛇に睨まれた蛙のように固まった神埼は
しばらくの沈黙の後に口を開き

「しゅ趣味は人それぞれだし…大丈夫!アキ君かわいいよ!」


「フォローが痛すぎる!!」

秋兎さんは膝から崩れた。
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