となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二年目夏休み編

修羅場?

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今度は私、神川 舞がお送りするわ…
…ってか何?秋兎くん浮気?
こんな美少女がいるのに?
はやく言い訳しないと私は冷静さをかこうとしている
わよ? 



「どうしたんだ舞…怖い顔して?」

「…分からない?」

私がそう聞くと本気で分からなそうな顔をした
なに?無自覚なの?
一瞬興奮したけど正直この感情は不快だわ

「神埼?俺なんか変だったか?」

「分からなかった…ごめんなさい」

なに、見つめあってお互い首をかしげてるのよ
かわいいわね…じゃなかった
私は神埼さんの手を引き二人っきりになろうとすると
その前に私の手を秋兎くんが止めるように握り

「神埼に何か用事か?」

なによ…彼女をナンパ男から守る彼氏みたいな
ことして…ちょっとカッコいい…だから
どんだけ秋兎くんに甘いのよ私!
シャキッと怒りなさい私!

「そんなに神崎さんに触れられたくないの秋兎くん?」

「なんだ?そんなに神崎に触りたいのか舞?」

「ん?」

「あん?」

「「はぁ~ん?」」

私達二人はキスするのかってくらい近付き
メンチを切り合い

「冬花ちゃんど、どうしたの彼女?」

「あぁ~…嫉妬?」

「なるほど…でも何で?」

「神埼先輩がかわいいからじゃないですか?」

「ボ、ボクは可愛くないよ?」

「かわいいわよ!ふざけないで!」

舞、キレた__!!
した私は神埼さんに吠えた
いや、かわいいわ!
低身長ボクッ子とか可愛すぎるでしょ!?
正直…

「あなたのこと好きになりそうなくらい可愛いわよ!」

「…なに?」

私がそう言うと秋兎くんが立ち上がり

「舞…浮気するなよ?」

と、笑いながら…黒く笑いながらこちらを見た

「う、浮気なんかしないわよ!そうゆう秋兎くんこそ浮気しないでよね!?」


「しないよ!」

「でも、こんな可愛い子と出掛けて!楽しげに話して!」

「別にいいだろ!?男同士なんだから!?」

「そうね!男同士ならいいわね!…ん?」

男同士?
Watts?

「え?ん?はぁん?」

「舞さん…気持ちは分かります…私もさっき衝撃を受けました。」

「と、冬花ちゃん?」

私の気持ちを察したのか冬花ちゃんは
私の肩をポンポンし

「神埼先輩は男性です。」

「……付いててお得ね!」

と、頭がこんがらがった私は
訳の分からないことを叫び
パパがずっこけた音が響いた。


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