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二年目夏休み編

こうゆう時間

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のんびりとした風呂上がり
え?俺の入浴?男の一人入浴に
需要なんて無いだろ?
そんなわけでリビングでゴロゴロしていると
眠たそうに欠伸をした神川さんは話し掛けてきた。


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「何だかこうゆう時間いいわね?」 

「こうゆう時間?」

「同じ空間に居るのにそれぞれ別のことをしてる時間って素敵よね?」


「なるほど?」

正直よく分からない…イマイチピンと来ない

「あら、ピンと来ないみたいね?」

「よく分かったな?」

「よく見てるから分かるわよ」

「そうか。」

「股間を」

「そこはピンとしないよ!?」

「え?しないの?」

「あ、いや、こうゆう時はしないよ」

「私の部屋着じゃダメか…」

そう舞は今部屋着(俺のTシャツと短パン)なのだ
ふむ…意識すると危険がデンジャーだぜ

「残念そうにするなよ。可愛いよ」

俺は誤魔化した

「あ、ありがとう」

珍しく照れている…勝ったな

「秋兎くんも似合ってるわよ?」

負けた。

「妹の前であまりイチャつかないで貰っていいですか?」

「あら、冬花ちゃんも可愛いわよ?」

「ありがとう…ございます。」

なるほど…これが百合か。

俺は女の子同士のイチャコラの良さを理解した
気がした。

「さて、そろそろ寝ますか?」

俺が時計を見ると23時を回っていた。

「そうね…じゃあ冬花ちゃんと寝るわ」

「は、はい…よろしくお願いします。」

「優しくするわ。」

「冬花、舞を寝とるなよ?」

「と、取らないよ!バカ兄ちゃん!」

冬花は体全体で怒りを現し
舞の手を引き部屋に行った

「ちょ、ちょっと待って、こ、心の準備が!」

「いいから行きますよ!天井の染み数えてたら終わります!」


「何が!?」

舞のツッコミと同時に部屋のドアを閉めるおとがした


「冬花もすっかり馴染んだな。」

と、思いながら俺も部屋に向かうのだった
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