となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二年目夏休み編

ドキドキの親子丼

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のんびりと…してないドキドキの夕方
泊めてもらう代わりにと夕飯を作ってくれる
らしい舞は冷蔵庫を開き観察し終えると
メニューを決めたらしい神川さんは話し掛けてきた。



「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「今夜は親子丼でいいかしら?」

「いいんじゃないか?」

「鶏肉ありましたっけ?」

「ササミがあるわ」

「そういえば安売りしてたから買ったな」

「明日使う?」

「いや、今使っていいぞ?明日は明日でまた買いに行くよ」

「なら、ありがたく使わせてもらうわ。」

「何か手伝うか?」

「そうね…調味料だけ、出して!置いてもらえると助かるわ」


「分かった。」

また、強調したが無視しよう。
取り敢えず言われた調味料を出し終え
確かに人の家だと場所分からないよなと考えていると

「さてと二人は座ってて?ちゃちゃっと作るから」


流石に慣れた手付きで作っていく舞を見て
少しドキドキするなと考えながら俺達は
テレビを見始めた


「いいの、兄ちゃん手伝わなくて?」

「冬花、確かに手伝うのは素晴らしいことだが任せるのも大切なんだぞ?」


「そうなの?」

「舞は自分が作った料理を食べてもらいたいんだろ…そんな気がする。」


「とかいって、めんどくさいだけなんじゃ?」

「失礼な…まぁあれだ冬花」

「なに?」

「出来たら起こしてくれ…俺は寝る」

「やっぱりそうなんじゃ!?」

せっかく人がいいこと言ったのに失礼なやつめ…
と、思いながら俺はソファに横になった






「ちゃん…に…ちゃん…」

「んあ?」

冬花か?…もう出来たのか…流石手際が…

「秋兎くん…私、デキたみたい」

俺は飛び起きた

「なにがだ!?」

「親子丼よ?」

「あ、あぁ…そうか…」

「どうしたの兄ちゃん?」

「べ、べつに?」

「あぁ、別に親子丼の末デキた訳じゃないわよ?」

「知っとるわ!」

あと、それだと俺と誰を食べた(意味深)んだよ!?
と、突っ込もうとしたがやめた。


「食べるのも突っ込むのも貴方よ?」

「心を読むな!?」

「何考えてるの兄ちゃん?」

「…ちくわキュウリってどうやって作るんだっけって考えてたんだよ。」


「あぁ、ちくわに太くて固いキュウリをねじ込むやつね」

「あれ美味しいよね!」

「見た目も素敵よね?貫通型みたいで!」

「貫通型?」

「冬花、気にしなくていい。」

「さぁ、冷めない内に召し上がれ?」

「「いただきます。」」

しかし、綺麗に作るもんだな…うん

「美味しいよ舞」

「あ、何か今キュンと来たわ…股間が」

「報告せんでいい!」

そしてそこは心であれ!
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