となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二年目夏休み編

ハメ!

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のんびりとした夏休み
カレーを食べ終えた俺が人行き着いていると
同じくカレーを食べ終えた神川さんは
話し掛けてきた。 



「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「勉強するわよ?」

そう言って鞄から宿題をドローして…

「お、お願いします」

俺はみんなの皿を運ぶと
部屋から宿題を取ってきて広げた


「あら、いつもよりは終わってるわね?」

「ふっ人は成長するんだぜ」

「成長して人並みなのね」

「100のダメージを受けた!」

「あ、あの…」

「どうしたの冬花ちゃん?」

「私にも勉強を教えてくれませんか?」

「もちろんオッケイよ!」

珍しいこともあるもんだ…冬花が
進んで勉強とは…大雨でも降るのかな?

「ありがとうございます!」

こうして俺達はリビングで勉強を始めた
しかし、流石は舞…写させるのでは無くきちんと
理解させて解かせる。


「そう…そこはその式を当てハメ!て…」

「なぜ、"ハメ"を強調する?」

「何を言ってるか分からないわ…真面目にして?」

「ご、ごめん」

「舞さん、ここがよく分からなくて」

「見せて…あ、ここね?ここは…ここを因数分解したあとにこれをハメ!て…」


「舞さん、どうして"ハメ"を強調するんですか?」

「思春期なのは仕方ないけど勉強に集中しなきゃダメよ?」

「す、すみません」

釈然としないという顔をしている…
分かるぞ冬花!


「そうそう、ハメ!た後に動かして!…答えを…出し!て」


「「所々強調(しないでください)するな!」」

「もぉ~…2人とも思春期なんだから…」

と、舞はニヤニヤ笑った

((後で覚え(ててくださいね?)てろよ?))

俺達、兄妹は目を合わせて頷いた
考えてることはどうやら同じらしい




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