293 / 815
二年目夏休み編
冬花のドキドキ!クッキング!2?
しおりを挟む
のんびりとした夏休みが
あっという間に終わりを向かえようと
していた頃俺は神川さんに今日も今日とて電話した
「なぁ、舞」
『何かしら秋兎くん?』
「宿題手伝ってくれ!」
『あなた、しっかりしてるのにそうゆう所ルーズよね?』
「返す言葉もございません!」
『あれでしょ、追い込まれないと本気出さないタイプでしょ?』
「まったくその通りでございます!」
『まぁ、家に行ける口実にもなるしいいのだけど…お昼過ぎまで待て出来る?』
「もちろんでございます!」
『うん。じゃあ待っててね』
舞はすこし嬉しそうに弾んだ声で言うと
電話を切った
「昼過ぎか…そういえば昼夜カレーにしようと思って材料買ってたな…」
あと、4時間か
「余裕のヨッちゃんだな!」
俺はキッチンに向かいカレー作りの準備を始める
「暑いからな…豚肉の細切れ使って豚しゃぶカレーで夏バテ防止だな!」
付け合わせでサラダでも作るか
「兄ちゃん何してるの?」
「おぉ、冬花おはよう。なにカレー作ろうと思ってな」
「よっしゃ!カレー!」
「嬉しそうだな?」
「カレーだからね!」
まぁ、確かに夏のカレーっていいよな。
素麺とかあっさりしたのばっかり食べてるから
夏は余計おいしいとかあるのかな?
「私も何か手伝おうか?」
「ありがとう冬花、テレビでも見ててくれ」
「いや、手伝い…」
「手伝わないことが最大の手t…いや」
いつもならここでキッチンから出来るだけ
冬花を離すところだが…昨日俺は学んだ…
教えることで人は成長すると…よし
「なら、サラダを作ってくれ」
「う、うん!」
俺からのお願いに嬉しそうに笑う冬花を見て
俺は納得したなるほど、これが父性…
「パパに任せろ!」
「お前は兄だ」
マジレスされた
「サラダの作り方分かるか冬花?」
「洗って千切って乗せてドレッシングぶっかける!」
「うん…まぁ…うん。」
間違ってはない…間違ってはないが…
「まぁ、やってみ?」
俺は取り敢えずカレーの下準備をしながら
冬花を見ることにした
「まずはキャベツを…おりゃ!」
キャベツの葉を親の敵のように引きちぎりまくる
冬花…お前、キャベツに大切な人でも殺されたんか?
「よし!」
「よしじゃない!」
「何が!?」
葉っぱを10枚位ただ本体から剥がして
皿に乗せただけ
「お前はこのキャベツで何か巻いて食べるんか!?」
「兄ちゃんがノブみたいになった」
「やかましいわ!もうちょいちっちゃく千切れ!食べにくい!」
「わ、分かった…」
俺の忠告を聞いて冬花はキャベツを千切り始めた
いや、いやいやいや!
細かすぎるだろ!?
「食べカスか!」
例えとしては最悪だがそうなのだから仕方ない
「もう!どっちなの兄ちゃん!」
「お前が極端すぎるんだよ!0が100しか無いのか!?間をとれ!」
「じゃあ、どれ位かやって見せて!」
「たくもぉ!これくらいだよ!」
「本当だ!サラダ位だ!」
「それが分かるのに何故出来ない!?」
「私にも分からない!」
お前に分からんならだれにも分からんと言い掛けたが
やめて、自分の仕事に集中することにした。
その後、トマトを千切ろうとする冬花を止め
大根をすりおろして乗せようとする冬花を止め
しいたけを千切って乗せようとする冬花を止め
野菜と肉を煮込んでいた鍋の火を止めカレールーを入れて
カレーは無事完成したのだった。
あっという間に終わりを向かえようと
していた頃俺は神川さんに今日も今日とて電話した
「なぁ、舞」
『何かしら秋兎くん?』
「宿題手伝ってくれ!」
『あなた、しっかりしてるのにそうゆう所ルーズよね?』
「返す言葉もございません!」
『あれでしょ、追い込まれないと本気出さないタイプでしょ?』
「まったくその通りでございます!」
『まぁ、家に行ける口実にもなるしいいのだけど…お昼過ぎまで待て出来る?』
「もちろんでございます!」
『うん。じゃあ待っててね』
舞はすこし嬉しそうに弾んだ声で言うと
電話を切った
「昼過ぎか…そういえば昼夜カレーにしようと思って材料買ってたな…」
あと、4時間か
「余裕のヨッちゃんだな!」
俺はキッチンに向かいカレー作りの準備を始める
「暑いからな…豚肉の細切れ使って豚しゃぶカレーで夏バテ防止だな!」
付け合わせでサラダでも作るか
「兄ちゃん何してるの?」
「おぉ、冬花おはよう。なにカレー作ろうと思ってな」
「よっしゃ!カレー!」
「嬉しそうだな?」
「カレーだからね!」
まぁ、確かに夏のカレーっていいよな。
素麺とかあっさりしたのばっかり食べてるから
夏は余計おいしいとかあるのかな?
「私も何か手伝おうか?」
「ありがとう冬花、テレビでも見ててくれ」
「いや、手伝い…」
「手伝わないことが最大の手t…いや」
いつもならここでキッチンから出来るだけ
冬花を離すところだが…昨日俺は学んだ…
教えることで人は成長すると…よし
「なら、サラダを作ってくれ」
「う、うん!」
俺からのお願いに嬉しそうに笑う冬花を見て
俺は納得したなるほど、これが父性…
「パパに任せろ!」
「お前は兄だ」
マジレスされた
「サラダの作り方分かるか冬花?」
「洗って千切って乗せてドレッシングぶっかける!」
「うん…まぁ…うん。」
間違ってはない…間違ってはないが…
「まぁ、やってみ?」
俺は取り敢えずカレーの下準備をしながら
冬花を見ることにした
「まずはキャベツを…おりゃ!」
キャベツの葉を親の敵のように引きちぎりまくる
冬花…お前、キャベツに大切な人でも殺されたんか?
「よし!」
「よしじゃない!」
「何が!?」
葉っぱを10枚位ただ本体から剥がして
皿に乗せただけ
「お前はこのキャベツで何か巻いて食べるんか!?」
「兄ちゃんがノブみたいになった」
「やかましいわ!もうちょいちっちゃく千切れ!食べにくい!」
「わ、分かった…」
俺の忠告を聞いて冬花はキャベツを千切り始めた
いや、いやいやいや!
細かすぎるだろ!?
「食べカスか!」
例えとしては最悪だがそうなのだから仕方ない
「もう!どっちなの兄ちゃん!」
「お前が極端すぎるんだよ!0が100しか無いのか!?間をとれ!」
「じゃあ、どれ位かやって見せて!」
「たくもぉ!これくらいだよ!」
「本当だ!サラダ位だ!」
「それが分かるのに何故出来ない!?」
「私にも分からない!」
お前に分からんならだれにも分からんと言い掛けたが
やめて、自分の仕事に集中することにした。
その後、トマトを千切ろうとする冬花を止め
大根をすりおろして乗せようとする冬花を止め
しいたけを千切って乗せようとする冬花を止め
野菜と肉を煮込んでいた鍋の火を止めカレールーを入れて
カレーは無事完成したのだった。
10
お気に入りに追加
278
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』



クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる