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二年目夏休み編

気が利く冬花ちゃん

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やっとのんびりとした夏休み
流石にMの壁を超え疲れた様子の
神川さんは話し掛けてきた


「ねぇ秋兎くん」

「何だよ舞?」

「気持ちよさの限界を超えるとこんなに疲労感があるのね…」


「俺は楽しさはあったが気持ちよさは無かったよ」

「私はテクノブレイクしたわ」

「病院行け…いろんな意味で」

「お疲れ様、2人とも」

凛さんも疲れた様子だがさすが
慣れているだけあってか動けるようで
アイスコーヒーをいれてくれた

「ありがとうございます」

「こちらこそ…しかし」

凛さんはこちらに微笑むと
納得行かないように後ろを向いて


「~?皆さんどうしたんですか?」

俺達がダウンしてるなか元気をもて余して
暇だった冬花はお祭りの屋台で色々買ってきていた


「「「これが若さか…」」」

俺達はあまり変わらないけどな!

「あ、食べますか?」

美味しそうだが今はさっぱりしたのが食べたい…
そう考えていると冬花は見越したように
クーラーボックス(小)を…
お前、それかついでお祭り行ったんか?
小さいとはいえ女子高生がクーラーボックス
かついで、仕入れみたいに…

「こんなのあるよ兄ちゃん?」

そう言ってきゅうりの一本漬けを出した

「お前は出来た妹だ、誇りに思うよ」

「嬉しいけど、これが理由なのは何か嫌だ」

俺は一本漬けを受け取ると食べ始め

「おいひ…」

その様子を見て何か舞がよだれを垂らしてる

「何だよ食いたいのか?」

「い、いえ…違うわ」

「じゃあ、何だよ?」

「いや、秋兎くんが咥えてるのエロいなと」

「ぶふっ!何を言ってんだ!」

「いや、秋兎くんが長くて太いの咥えて頬張ってるのエロいなと」


「詳しく説明をするな!食べづらくなっただろ!?」

「あら、ごめんなさい」

俺が急いで食べ終わると
冬花が話し掛けてきた

「兄ちゃん甘いのいる?」

「お、気が利くな貰うわ」

「はい、どうぞ」

そう言ってクーラーボックスから
チョコバナナを渡してきた

「お前、ワザとだろ!?」

「気が利くわね冬花ちゃん!」

「変な気を使うな!?」
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