となりの席の変態さん

三学期

炬燵

のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。




「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞？」

「炬燵って素敵よね」

「あれは人をダメにするよな！」

「それもあるけど」

「ん？」

「中が暖かくてずっと入って居たいなんて…語感がいやりしくない？」


「おう、そう来たか！」

「唯一の欠点は動きたくなくなることよね…止まらなくはならないものね？」


「まぁ炬燵で暴れたら暑いしな…」

「でも気持ち良すぎてそのまま寝ちゃって風邪ひくのは何かいやらしいわ！」



「すごい妄想力ですね？」

「それほどでも」ﾄﾞﾔｯ

「鉄板だが褒めてないからな！？」

「炬燵にマッサージ機能が付いたら凄そうよね？」


「あれ以上の癒しは人体に悪そうだな！」

ダメ人間になるわ！


「秋兎くんなら炬燵にどんな機能を付けたい？」


「俺か？そうだな…冷蔵庫とか？」

「本末転倒な気がするわ」

「確かに…」

「私はもちろん大人のおもちゃを「はいストップ！」」


マニアックなビデオみたいになるわ！
と、突っ込みたかったがぐっと堪えた。



「それか秋兎くんを付けるわ」

「設置料高いぞ？」

「一生掛けて払うわよ？」

「なら、考えておくよ。」

……こうゆう会話は少し照れるな！