となりの席の変態さん

肉欲満たすBBQ編！

空に輝く星達が

のんびりとして欲しいと願ったBBQ後の夜
星を見に行きたくて仕方ないらしい親子と共に
コテージからすこし離れた場所でブルーシートを敷き
双眼鏡を一人ずつ用意し座ると
テンションが上がった神川さんは話し掛けてきた



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞？」

「星って素敵よね？」

「いつ見ても綺麗だよな！」

「それはそうなのだけど…」

「ん？」

「永い年月一緒に光輝ける何て素敵よね？」

「お？ロマンチストモードか？」

「こんな景色でそうならない女の子は居ないわ。ねぇ冬花ちゃん？」


「もちろんです…私も恋人と来たいな…」

「兄ちゃんちょっと悲しい」

「私は現在進行形ですこし寂しい」

「パパりんは未来永劫寂しい」

「突っ込みずらいはパパ…」

「冗談だよ…確かに寂しいがお前が居るからな舞」

「あら、パパ酔ってるのかしら？」

「自分にも酒にも酔ってるよ。」

そう言うと凛さんは嬉しそうに笑いこちらを見て

「あれだ…今回は俺の我儘に付き合ってくれてありがとよ…今度、喫茶店で何か作ってやる」


「い、いえ！私たちも楽しかったです！」

「そうですよ！こちらがお礼を言いたいくらいです！」

「だ、そうよパパ？」

「……ほら、上見ろみんな、綺麗だぞ？」

少し涙声の凛さんは心底嬉しそうな声でいった

両親ともしキャンプとか行ったらこんな…なのかな？
俺はそんな今まで考えたこともなかったことを
気まぐれに考えた。

こうして、俺達のBBQは終わりを告げたのだった