となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
273 / 815
肉欲満たすBBQ編!

私は腑に落ちない

しおりを挟む
強引に連れ込まれた広めのお風呂
男二人何も起きないはずもなく
何てことにならないように
気を付けながら俺は神川お父さんの背中を
流していた。


「なぁ、秋兎くん」

「何ですか神川お父さん?」

「私はとても腑に落ちないことがあるのだよ」

すごく真面目な顔が鏡に映る
俺…何かしたか?


「君、忘れてるだろ?」

「な、何をですか?」

俺が本気で焦っていると
ものすごいため息の後

「私のことは神川お父さんではなく凛と呼ぶのでは無かったかい?」



「……すみません、完全に忘れてました!」

「おいおい…まぁまぁいい感じだったじゃん私達…パパ泣くよ?」


「すみません…でも、一度定着した呼び方って変えるの難しいじゃないですか?」


「気持ちは分かる。」

「でも、これからは呼びますから」

「ありがとう秋兎くん…さて、関係ないが」

「何ですか?」

「男が二人風呂から顔を赤くして出てきてしかも、呼び方が変わっていたら舞はどう思うだろう」


「呼びにくくするのやめてくださいよ!?」

「意地悪したくてね。」

忘れてた分のってことか?
ちくしょう!なら、反論できない!


「まぁ、男は度胸だよ秋兎くん。」

そう言って泡を自分で洗い流すと
湯船に浸かり


「ぐふぅぁ~…秋兎くん、大丈夫だ」

「何がですか?」

「私は母さん一筋だからな。」

「本当に好きですね奥さんのこと」

なんか…いいな。

「もちろんだ。母さんのためなら俺は何だって出来た。いや、いまでも出きる!」

愛ってすごいな…
舞の愛の深さみたいなのは
凛さん譲りなのかもしれない。


「100歳でも出せる!」


「何をとは聞きませんよ?」

「ナニの話なのにかい?」

「しばきますよ、凛さん。」

「辛辣ッ!って今、凛さんって…」

「何ですか?自分で呼んでくれと言っておいて…まさか照れたんですか?」


「照れた。」

「そ、そうですか。」

まじで、照れたらしい凛さんは
そっぽを向いた。

「それに、懐かしくてね」

「懐かしい?」

「さて、パパりんはもう出るからな。」

「あ、分かりました。」

「まぁ、ゆっくりしてから出たまえ秋兎くん。」

「ありがとうございます。」

凛さんは満足そうな声でそう言って
出ていった

「ちゃんと息子洗えよ!」

と余計な一言を大声で叫びながら



しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...