となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
262 / 815
となりに居た君へ

となりに居た君へ6

しおりを挟む
のんびりとした自室
どうしたものかと頭を抱えていた俺に
となりに居ない
神川さんは話しかけてきた。



『ねぇ…秋兎くん』

『何だよ舞?』

『久しぶりね』

『そうだな。』

『いつまで拗ねてるの?』

うぐっ

『別に拗ねてねぇよ。』

『あら、その割には童貞王の秋兎くんはメッセージを送ってこなかったわね?』


『誰が童貞王だ!』

『あなたよ、あなた!』

『なにを!?』

『まったく、冬花ちゃんは卒業しようとしてるとゆうのに!』


『ちょっと待て!何してるんだ!?お前のところに行ってるよな!?』


『ヌいてあげてるのよ!』


『ヌいてあげてる!?』

『何よ!溜まってたから出してあげたのよ!』

『どゆこと!?』

『本来はあなたの役目よ!』

『俺の役目なのか!?』

『当たり前でしょ兄妹なんだから!』

『当たり前なのか!?』

『家族なら定期的にヌいてあげなさいよ!』

『そうゆうものなのか!?』

『私もパパのたまにヌいてあげてるわよ!』

『そうなのか!?』

ショック!

『自分ばかり一人でヌいて!』

『いや、え、いや、す、すまん?』

俺はいったい何を怒られているんだ!?

『ちなみに私は今まさにヌいてるわよ!』

『今まさに!?』

『私だってヌかなきゃ溜まるのよ!』

『そ、そうか!』

『あなたで今まさにヌいてるわ!冬花ちゃんの前でね!』


『特殊プレイ!』

そんなやり取りを30分程した後に
冬花から事情を聴き…


『なるほど…教えたわけか』

『ごめんね?兄ちゃん』

『いや、良い機会だった。俺もすまん冬花…嫌な役させたな。』


『本当だよヘタレ兄ちゃん』

『……今度、手紙だしてみるよ』

『うん。』

『そんで、冬花もよかったら舞も』

俺は告白した時くらいの勇気を振り絞り

『みんなで、夏樹の墓参りに行こう。』

俺はメッセージを送ると
久しぶりに夏樹のいる和室に行き

「悪いな…夏樹、最近これなくて…
冬花が前に進むんだってさ。
…俺、兄ちゃんなのに本当にバカだったよな…
父さんにあの時__


『夏樹を成仏させてやってくれ』

なんて言われて気付いたら手が出てた。

…きっと俺も夏樹がもう居ないって
受け入れられてなかったんだ…

だから冬花が夏樹のフリをしてるのを
黙って…聞いてしまっていた。

でも、ダメなんだよな夏樹?
…それじゃいつまでもお前と向き合えてないんだよな?

心配しちゃうよな…

お前優しいから…だからさ夏樹?
…お前を忘れるんじゃなくて
心の中だけで一緒に居ることにするよ。」


もう、冬花が夏樹の代わりなんて
しなくていいように
俺も変わろう。




だから___




「最後に夏樹から勇気をもらって良いかな?」

俺は手紙を書き始めた。


(父さん、母さん久しぶり。一緒にみんなで夏樹のお墓参りに行きませんか?)

と、少し他人行儀で手紙を書きを始めた。
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ヲタクな妻は語りたい!!

犬派のノラ猫
ライト文芸
これはヲタクな妻と夫が交わす 普通の日常の物語である!

黒蜜先生のヤバい秘密

月狂 紫乃/月狂 四郎
ライト文芸
 高校生の須藤語(すとう かたる)がいるクラスで、新任の教師が担当に就いた。新しい担任の名前は黒蜜凛(くろみつ りん)。アイドル並みの美貌を持つ彼女は、あっという間にクラスの人気者となる。  須藤はそんな黒蜜先生に小説を書いていることがバレてしまう。リアルの世界でファン第1号となった黒蜜先生。須藤は先生でありファンでもある彼女と、小説を介して良い関係を築きつつあった。  だが、その裏側で黒蜜先生の人気をよく思わない女子たちが、陰湿な嫌がらせをやりはじめる。解決策を模索する過程で、須藤は黒蜜先生のヤバい過去を知ることになる……。

処理中です...