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三学期
……頑張った
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のんびりとしていた休日
チョコを取り出した舞は
少し照れたような顔をしながら
今日も今日とて話しかけてきた。
「ねぇ…秋兎くん」
「何かな舞?」
「私の……食べて♡」
「チョコだろ?」
「それはあなたの頑張り次第ね」
「頑張ったら何食べれるんだ?」
「あらそう返しているのね……うぅ~ん……そうね……」
少し悩んだ彼女は口を開き
「心臓?」
「グロイ!」
「ハートをあげるって意味合いでね?」
「そう聞くとロマンチックではあるな?」
「でしょ?」
「でもグロイ!」
一瞬納得しかけたがやはりグロイ!
「ぐぬぬ……まぁいいわ。それより……」
少し不満そうにしながら舞は
チョコを机に置き
「食べて?私頑張った。」
頬を少し膨らまし上目遣いの舞を見て……
男の本能が俺を飲み込みかけたが
何とか押しとどまり笑顔でチョコの包み紙を開けると可愛らしい小さなハートのチョコが
複数入っていた。
「かわいいな。」
「あら、ありがとう形にこだわった甲斐があったわ。」
「いや、チョコもだけどな」
「ん?」
「これを一生懸命作ってくれたんだなと思うと俺の彼女はかわいいなと思ってな。」
「……そういうことサラッと言える私の彼氏もカッコイイわ。」ボソッ
「「…………」いただきます。」
味はほとんど市販のチョコと同じ。
でも……
「うん。美味しいよ舞…ありがとう」
御褒美をあげるには充分過ぎる
ご馳走だよな。
チョコを取り出した舞は
少し照れたような顔をしながら
今日も今日とて話しかけてきた。
「ねぇ…秋兎くん」
「何かな舞?」
「私の……食べて♡」
「チョコだろ?」
「それはあなたの頑張り次第ね」
「頑張ったら何食べれるんだ?」
「あらそう返しているのね……うぅ~ん……そうね……」
少し悩んだ彼女は口を開き
「心臓?」
「グロイ!」
「ハートをあげるって意味合いでね?」
「そう聞くとロマンチックではあるな?」
「でしょ?」
「でもグロイ!」
一瞬納得しかけたがやはりグロイ!
「ぐぬぬ……まぁいいわ。それより……」
少し不満そうにしながら舞は
チョコを机に置き
「食べて?私頑張った。」
頬を少し膨らまし上目遣いの舞を見て……
男の本能が俺を飲み込みかけたが
何とか押しとどまり笑顔でチョコの包み紙を開けると可愛らしい小さなハートのチョコが
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「あら、ありがとう形にこだわった甲斐があったわ。」
「いや、チョコもだけどな」
「ん?」
「これを一生懸命作ってくれたんだなと思うと俺の彼女はかわいいなと思ってな。」
「……そういうことサラッと言える私の彼氏もカッコイイわ。」ボソッ
「「…………」いただきます。」
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