となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三学期

これが美味しかったら…

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のんびりとした休日
部屋でのんびりしているとチャイムが響いた。
ドアを開けると案の定、舞が立っていた。







「秋兎くん~あ~そ~こ♪」

「遊ぼじゃないのかよ!?」

「来ちゃった♡」

「来ちゃったか。」

「何だかすごく意味合いが変わるわね?」

「だな。」

そんなやり取りをしながら
とりあえず部屋に通し


「今日冬花ちゃんは?」

「今日は出掛けてる」

「あらそう。」

「冬花に用があったのか?」

「いえ。すこしまさぐろうかと……」

「なぜ!?」

「癒し?」

「うちの妹はぬいぐるみじゃないぞ?」

「空気嫁でもない?」

「違う!」

「空気読めなくてごめんなさいね?」

「それが言いたかっただけだな?」

「あらバレたわね。」

「それで?」

「ん?」

「いや、なんの用事かなと?」

「用がなきゃ来ちゃダメかしら?」

「いや、そんなこと無いけど?」

「1人で暇だったのよ」

「なるほどな。」

「えぇ。」

「でも、それにしても遅いないつもと比べたら。もう15時だぞ?何かしてたのか?」

いつもは12時には遅くても来てるしな。


「恋人恋しい時にすることなんて決まってるでしょ?」



「また意味深な言い方を……」

「あら、ナニを想像したのかしら?」

「カタカナにするな!」

「別に自家発電してた訳じゃないわよ?」

「お、おう。」

うちの彼女は反応に困ることを言い過ぎだよな。
……今更か。



「ただノートに【秋兎くん】って書きまくってただけだから。」



「それはそれで問題じゃないか!?」

「ちなみに5冊目。」

「5冊目!?」

「ちなみにビッシリよ!」

「怖いわ!」

「1日1度は秋兎くんって書かなきゃ気がすまなくなったわ!」


「中毒!」

「中毒……は!」

「な、なんだよ?」

「最近キスしてくれてない!」

「大声で言うな!」

「って訳でキスプリーズ!濃厚エロチックに!」

「どんどんやる気が失せるわ!」

「ぐぬぬ……まぁいいわ。じゃあ……」

そう言いながら舞はカバンに手を突っ込み


「これが美味しかったらご褒美頂戴?」

と、顔を赤らめながらチョコを取り出した。

……………………理性よがんばれ!
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