141 / 815
三学期
床
しおりを挟む
のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。
「ねぇ…秋兎くん」
「何だよ舞?」
「床って素敵よね」
「もう言いたいことは分かったが……まぁ無いとダメなものだしな!」
「それはもちろんなのだけど……」
「ん?」
「たくさんの人に当たり前のように踏まれるなんて素敵よね?」
「大正解だった!残念なことに予想的中だったよ!」
「ようこそ我が世界に!」
「変態の世界には入門したくないわ!」
「机何かも乗せられてかなり重量がかかってて素敵。」
「お、おう?」
「椅子にされたいけど椅子を置かれるのも悪くないわね。」
「いや、悪いだろ……主に頭が。」
「辛辣ね秋兎くん……もっとください!」ゾクッ
「変態!」
「誰がカブトムシよ!」
「あれは完全変態だ!」
「ナイスツッコミ」グッ
「グッじゃねぇよ!?」
「でも完全変態って素敵ね。」
「いや、まったく?」
「パーフェクトな変態だなんて憧れるわ!」
「頼むから憧れないでくれ……」
そして変態と完全変態する生き物に謝れ。
「まったく……お前は変わらないな……」
「あら失礼ね私だって変わるわよ?」
「そうか?」
「えぇ…胸が肥大化したわ!」
「言い方気をつけような?」
外見ばかり変わるのは虫も人も
同じってことだな。
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。
「ねぇ…秋兎くん」
「何だよ舞?」
「床って素敵よね」
「もう言いたいことは分かったが……まぁ無いとダメなものだしな!」
「それはもちろんなのだけど……」
「ん?」
「たくさんの人に当たり前のように踏まれるなんて素敵よね?」
「大正解だった!残念なことに予想的中だったよ!」
「ようこそ我が世界に!」
「変態の世界には入門したくないわ!」
「机何かも乗せられてかなり重量がかかってて素敵。」
「お、おう?」
「椅子にされたいけど椅子を置かれるのも悪くないわね。」
「いや、悪いだろ……主に頭が。」
「辛辣ね秋兎くん……もっとください!」ゾクッ
「変態!」
「誰がカブトムシよ!」
「あれは完全変態だ!」
「ナイスツッコミ」グッ
「グッじゃねぇよ!?」
「でも完全変態って素敵ね。」
「いや、まったく?」
「パーフェクトな変態だなんて憧れるわ!」
「頼むから憧れないでくれ……」
そして変態と完全変態する生き物に謝れ。
「まったく……お前は変わらないな……」
「あら失礼ね私だって変わるわよ?」
「そうか?」
「えぇ…胸が肥大化したわ!」
「言い方気をつけような?」
外見ばかり変わるのは虫も人も
同じってことだな。
0
お気に入りに追加
278
あなたにおすすめの小説


久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。


今日の授業は保健体育
にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり)
僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。
その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。
ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

AV研は今日もハレンチ
楠富 つかさ
キャラ文芸
あなたが好きなAVはAudioVisual? それともAdultVideo?
AV研はオーディオヴィジュアル研究会の略称で、音楽や動画などメディア媒体の歴史を研究する集まり……というのは建前で、実はとんでもないものを研究していて――
薄暗い過去をちょっとショッキングなピンクで塗りつぶしていくネジの足りない群像劇、ここに開演!!


プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる