となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三学期

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のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。




「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「床って素敵よね」

「もう言いたいことは分かったが……まぁ無いとダメなものだしな!」



「それはもちろんなのだけど……」


「ん?」

「たくさんの人に当たり前のように踏まれるなんて素敵よね?」


「大正解だった!残念なことに予想的中だったよ!」



「ようこそ我が世界に!」

「変態の世界には入門したくないわ!」

「机何かも乗せられてかなり重量がかかってて素敵。」



「お、おう?」

「椅子にされたいけど椅子を置かれるのも悪くないわね。」



「いや、悪いだろ……主に頭が。」

「辛辣ね秋兎くん……もっとください!」ゾクッ


「変態!」

「誰がカブトムシよ!」

「あれは完全変態だ!」

「ナイスツッコミ」グッ

「グッじゃねぇよ!?」

「でも完全変態って素敵ね。」

「いや、まったく?」

「パーフェクトな変態だなんて憧れるわ!」

「頼むから憧れないでくれ……」

そして変態と完全変態する生き物に謝れ。


「まったく……お前は変わらないな……」

「あら失礼ね私だって変わるわよ?」

「そうか?」

「えぇ…胸が肥大化したわ!」

「言い方気をつけような?」

外見ばかり変わるのは虫も人も
同じってことだな。

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