となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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三学期

画鋲

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のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「画鋲って素敵よね」

「まぁ……便利だよな?」

「それはもちろんなのだけど……」

「ん?」

「誰も穴を開けてない場所に穴を開けるあの快感は素敵よね?」



「意味深だな!?」

「私の発言はほぼ意味深でしょ?」

「そうだな。」

「真顔で言われると少し悲しいわ。」

「す、すまん。」

「愛しさと切なさと快楽が押し寄せるわ!」

「変態が!」

「……」ゾクッ

「久しぶりだな!」

「そうね。あん♡」

「変な声出すな!?」

「LIN〇だから大丈夫よ」

「そ、そうだが……」

「あ、画鋲に戻るけれど……」

「な、なんだよ?」

「新しい穴じゃなくて元から空いてる穴に挿入れるのもなかなか興奮するわよね!」


「病気だよやっぱりお前!?」

「すこし隙間が空いてるのがまた」テレッ


「頼むからこんなことで照れないで!?」

「ガバガバだと困るのも意味深よね!」

「分かった!分かったから!」

新学期早々妄想がエクスプレスだなこいつは!


「まぁ私の穴は新品だけどね!」

と、笑顔でこちらを見てきた舞を
俺は無視しながらも少し照れた。


俺の画鋲もと言いかけるあたり
俺も毒されてるな……ハァ~
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