となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
122 / 815
冬休み編

ケーキ

しおりを挟む
のんびりとした冬休み。
暇を持て余していた俺に
今日も今日とて神川さんは話しかけてきた。




「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「ケーキって素敵よね」

「昨日の美味かったしな!」

神川お父さん手作りケーキはめっちゃ
美味しかった!


「それはもちろんだけど……」


「ん?」

「全体に白いのをかけられてるしさらに中まで真っ白で素敵よね?」


「想定通り!」

こいつの頭の中では  白=エロい
なんだな…ただのエロ親父だ!


「ケーキで思い出したのだけど」

「何だよ舞?」

「この時期のケーキは女性の結婚になぞられるわよね。」



「あぁ~24が結婚適齢期だからだっけ?」

「かなり失礼よね?」

「まぁ確かに。」

「女の子をお金で買うなんて……」ハァハァ


「そこかよ!あとハアハアすんな!?」

「だってモノみたいに扱われて!」

「それにお前が売ってあるなら俺は借金してでも買うぞ!?」


他の奴にはやらん!



「秋兎くんなら永久無料よ?」

「お、おう。」

「冬花ちゃんにはレンタル無料。」

「なるほど。」

「他の人には非売品。」

「ならよかったよ。」


「それで遅れるで思い出したのだけど……」

「どした?」

「プレゼント交換を忘れてたわ……」


「ああぁ!?」

あんだけ考えて悩んだのに
何やってるんだ俺は!?


「す、すまん!」

「大丈夫私も忘れてたから……」

「ど、どうしよう?」

「今日は私用事があるの。だから明日秋兎くん家に行ってもいいかしら?」


「明日か?大丈夫だよ。」

過ぎちまうが……仕方ない!


「分かったわ。なら明日行くわ。」

「あぁ待ってるよ。」

「ふふ…色々楽しみにしてるわ!」

「お、おう?」

何か忘れてた訳じゃなくて
舞の計画にハマった気になってきたが……
まぁ気のせい……だよな?
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

ヲタクな妻は語りたい!!

犬派のノラ猫
ライト文芸
これはヲタクな妻と夫が交わす 普通の日常の物語である!

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

処理中です...