となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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冬休み編

クリスマスデート2

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追い出された洗面所の前
暇でやることもないので喫茶店スペースで
神川お父さんの珈琲でも飲もうと移動した。



「美味しいです。」

「お、それはよかったよ秋兎くん。」

「珈琲好きなだけなんで。種類とかはからっきしですが。」


「ははは。」

仕事中は流石に変態じゃないんだな。

「何かデザートか軽食もいかがかな?」

「そうしたいのは山々何ですが一緒に食べに行くので……」


「分かってるさ。にしても舞のやつ待たせるなんて何を考えてるんだか。」


「女の子は時間がかかりますからね。」

「経験済みって感じだね?」

「妹で嫌ってくらいにわ。」

「なるほど。」

そう言うと神川お父さんは笑い

「しかし舞が人を待たせるとは……よほど昨日は寝付けなかったみたいだね。」


「そうらしいです。」

「そうゆう所はまだまだ子供だね。」

「そうかも知れませんね。」

「体は既に素晴らしく育ったが!」

「そうで……って何言ってるんですか!?」

「いや~……年々目のやり場に困る。」

「リアルな悩み!」

「男親1人だからね……色々苦労はしたのさ……性的な意味で。」


「お、おう。」

「生理なんか男がわかるわけないだろ!母さん!」


そう言いながら天井に向かって吠えた。


「大声で何言ってるんですか!?」

「秋兎くんのナニがイッてると聞いて!」

何か奥から変態が生えた!
あぁ……我が彼女か。


「着替え終わったのか?」

「バッチリよ!変えの下着までオール準備OKよ!」


「報告せんでいい!」

「節度を持ってイチャイチャ楽しんでこい我が娘よ!」

難しい!


「分かってるわ!パパも喫茶店のカップルを眺めすぎて胃をやられないようにね!」


ストレスか!?


「大丈夫だ!胃薬は飲んだ!」

「ならよし!じゃあ、イッてくるわ!」

「イッてらっしゃい娘と彼氏よ!」

…………大丈夫だろうか
クリスマスデートとこの親子は。
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