となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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冬休み編

クリスマスデート1

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のんびりとしたクリスマスイブの朝。
舞を神川家に迎えにきた俺に
眠そうな顔をしてやって来た神川さんは
今日も今日とて話しかけてきた。




「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「寝起きって素敵よね」

「何だ藪から棒に?」

「だってえっちいくて素敵よね?」

「お前頭回ってないだろ!?」

「失礼な……オールオッケー!オールヌードよ!」


「あぁ……いつも通りで何より。」

寝起きもこんなんなんだな……

「ふぅわぁ~……」ムニャ

「眠そうだな?」

かわいい

「えぇ……なかなか寝れなかったのよ。」

「遠足前の小さい子現象か?」

「失礼な……私の体は発育してるわよ」ムニャ

「やっぱり寝ぼけてるだろ!顔洗ってこい!」


「めんどくさいわ……秋兎くんが洗ってきたら?」


「俺が洗っても意味が無いだろ!?」

「そんなことないわ…私は興奮する……」

「なぜ!?」

「私生活を見たみたいでぇ~ふぁ~」

「いいから早く洗いにいけ!」

「めんどくさいわ。」

「早くしないと今日のデート無いだからな!」


「それは……困るわ…早く洗面台に……秋兎くん……」


「何だよ舞?」

「洗面台持ってきて?」

「無茶言うな!?」

こいつこんなに朝弱いのか!?
この前見た時は結構まとも…まとも?…うん
だったのに!



「ほら、行くぞ。」

埒が明かないので俺は舞の手を引いて
洗面台に向かった。



「ほら、顔洗う!」

「おお…本当に洗面台持ってきたの?」

「お前を洗面台に運んだんだ!いいから早く洗え!」


「分かったわ……」バシャバシャ!

何かすごい豪快に顔を洗った!
ってか髪長いのに縛らないから
大惨事に!


「終わったわ秋兎くん……あら私頭洗ったかしら?」


「目覚めたか?」

「お陰様で覚めたわ……それにしても私はなぜ頭が濡れてるのかしら?」


「豪快に顔を洗ったからな……早く拭かないと風邪ひくぞ?」


「そうね……」

そう言うと彼女はタオルを手に取り
頭を拭く。
何か……いい光景だな。



「秋兎くんお願いがあるのだけど……」

「ん?」

「支度するからすこし出ててもらえるかしら?」


そう言うと彼女は豪快に服を脱ぎ……って!


「出るから待て!」

……俺は慌てて洗面台を後にした。
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