となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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冬休み編

サンタさんって……

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のんびりとした冬休み
久しぶりに自室でゴロゴロしていると
今日も今日とて神川さんは話しかけてきた。




「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「明日クリスマスね。」

「そうだな。」

正確に言えばイブだけどな。

「何故かクリスマスよりイブが盛り上がる傾向にあるわよね?」



「あぁ~確かにそうだな。」

パーティして翌朝プレゼントが置いてあるからか?


「つまり   【性夜】はイブ!」

「やめろ!」

「森に林に響くのは鈴の音じゃなくてギシギシサウンドだったのね!」


「どんだけでかい音でるんだよ!?」


「私は大きい方かも知れないわ」テレッ

「照れるなら言うな!?」

照れなくても言うな!


「子供に早く寝なさいと言うのはつまりサンタさん関係ではなく…ムラムラするから早く寝て!ってことだったのね!」



「一概に違うと言えないが……違うと信じたい!」


「つまりプレゼントを貰った子供たちは翌朝『昨晩はお楽しみでしたね?』って言うのが正解なのね!」


「正解では決してないがな!」

「待って…夜中に来てるサンタさんは目撃してるのよね?」


「一応聞こう……何をだ?」

「ナニをよ!」

「言うと思った!」

「サンタさんがプレゼントくれるのって『えぇもん見せてもらったからこれ置いてくわ…  』ってこと?」



「子供たちの夢のためだろ!?」

「じゃあ、とんだロリショタコンね!」

「やめい!サンタさんは善人中の善人だぞ!」


「夜中に不法侵入してる人が?」

「うっ……」

痛いところを……


「その侵入スキル私にぜひ教えて欲しいわ!」


「お前が覚えたらダメだろ!?」

「あら何故かしら?」

「ろくな事に使わないだろ?」

「逆にいいことに使えるのかしらこのスキル?」


「うっ」

また痛いところを……


「秋兎くん家に侵入し放題なんて素敵よね?」


「普通に入れてやるから!」

「私の知らないあなたが知りたいのよ!」

「これから知れるだろ!?」

「っ……そうね」

「お、素直だな?」

「ねぇ…秋兎くん」


「何だよ舞?」

「それは狙って言ってるの?」

「何がだよ?」

「……はぁ。それじゃあ明日楽しみにしてるわ秋兎くん」


「俺なんか怒らせること言ったか?」


「いいえ?ただ……」

「ん?」

「悦ばせることは言ってくれたわ。」

……字が不穏だが突っ込むのはやめよう。
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