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冬休み編
秋兎くんに…
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お腹いっぱいのデート中
次に入る店を探していると
となりにいる神川さんは今日も今日とて
話しかけてきた。
「ねぇ…秋兎くん」
「何だよ舞?」
「お腹膨らんだわ。」
「それは良かった。」
「秋兎くんに膨らまされたわ。」
「その言い方はやめい!」
何か意味深だわ!
「お腹が膨れてきてすごく幸せよあなた。」
「もうわざとだよな!?」
「はて?何のことかしら秋兎くん?」
「とぼけるか……」
「お腹いっぱいになれば誰でも幸せでしょ?」
「ま、まぁな。」
「それに秋兎くんが奢ってくれたのだから秋兎くんにお腹いっぱいにして貰ったってことでしょ?」
「た、たしかに……」
「まったく……これだから男子は……エロいことばっかり考えて!」
「世界で一番言われたくないやつに言われた!」
「ねぇ…秋兎くん」
「はい……何でしょうか?」
「触ってみて?」
「……飯で膨れた腹をか?」
「何かおかしいかしら?ギャ○曽根も膨れたお腹触らせたり見せたりするでしょ?」
「ま、まぁな。」
確かに腹いっぱいになったらたまに
触らせたいときあるけど!
食べ放題のあととか。
「ほら、早く。」
「はぁ……分かったよ。」ナデッ
俺は人目を気にしながらお腹を触った。
「どう?」
「確かに膨れてるな…若干。」
「あ……」
「どうした?」
「今、蹴ったわ……あなた。」
「蹴るか!?」
やはりわざとだった。
「ふふ……ベビー用品でも見に行く?秋兎くん」
「行かん!」
「じゃあ、そうね……最後に」
「何だよ?」
「お腹が膨らむことでもしに行く?」
「……まだ食べる気か?」
「…………違うわよ。ばーか。」
そう言うと彼女は本屋さんに入って行った。
……すまんが舞よ。まだ勇気も覚悟も
俺には無い!!
次に入る店を探していると
となりにいる神川さんは今日も今日とて
話しかけてきた。
「ねぇ…秋兎くん」
「何だよ舞?」
「お腹膨らんだわ。」
「それは良かった。」
「秋兎くんに膨らまされたわ。」
「その言い方はやめい!」
何か意味深だわ!
「お腹が膨れてきてすごく幸せよあなた。」
「もうわざとだよな!?」
「はて?何のことかしら秋兎くん?」
「とぼけるか……」
「お腹いっぱいになれば誰でも幸せでしょ?」
「ま、まぁな。」
「それに秋兎くんが奢ってくれたのだから秋兎くんにお腹いっぱいにして貰ったってことでしょ?」
「た、たしかに……」
「まったく……これだから男子は……エロいことばっかり考えて!」
「世界で一番言われたくないやつに言われた!」
「ねぇ…秋兎くん」
「はい……何でしょうか?」
「触ってみて?」
「……飯で膨れた腹をか?」
「何かおかしいかしら?ギャ○曽根も膨れたお腹触らせたり見せたりするでしょ?」
「ま、まぁな。」
確かに腹いっぱいになったらたまに
触らせたいときあるけど!
食べ放題のあととか。
「ほら、早く。」
「はぁ……分かったよ。」ナデッ
俺は人目を気にしながらお腹を触った。
「どう?」
「確かに膨れてるな…若干。」
「あ……」
「どうした?」
「今、蹴ったわ……あなた。」
「蹴るか!?」
やはりわざとだった。
「ふふ……ベビー用品でも見に行く?秋兎くん」
「行かん!」
「じゃあ、そうね……最後に」
「何だよ?」
「お腹が膨らむことでもしに行く?」
「……まだ食べる気か?」
「…………違うわよ。ばーか。」
そう言うと彼女は本屋さんに入って行った。
……すまんが舞よ。まだ勇気も覚悟も
俺には無い!!
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