となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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冬休み編

鉄板のハンバーグ

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のんびりとしたデート中
お昼を食べるためにファミレスに
入り席に座ると
今日も今日とて神川さんは話しかけてきた。



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「鉄板のハンバーグって素敵よね」

「前にも言ってたな…音とかだっけ?」

「それはもちろんなのだけど……」

「ん?」

「熱い鉄板に乗せられて汁を飛ばすなんて……素敵よね?」


「もうよく分からんわ!」

「熱いっ痛いっ……でも気持ちいい♡……みたいな!?」



「いや、熱弁されても!?」

「熱弁じゃなくて熱されたいのよ!」

「知るか!」

「汁よ!」

「上手いこと言うな!?」

「そして最後にナイフでグサリと……うふ」

「……病院行くか?」

「嫌よ!」

「何で!?」

「注射されるじゃない!?」

「されるか!?」

変態の治療法は知らんが……

「注射は秋兎くんにしかされたくないわ!」

「……理解したがファミレスで言うな!」

「っ……確かにここは健全であるべき場所よね。」


お?何故か効いた!

「家族のレストランだものね。」

「そうだな。」

おひとり様も行くけどな。


「私達には早かったわね?」

「そんなことも無いだろ?」

学生も普通に利用するしな。

「やっぱり子供と来たいじゃない?」

「まぁ多いけどな子連れ。」

「来てみたいわね?」

そうゆうと彼女は幸せそうに笑った。


「そうだな。」

俺も心からそう思い笑った…しかし


「コホンッ」

店員さんの咳払いで現実に引き戻された。
未来のことを考えるより
注文を考える方が先だった……
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