となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
109 / 815
冬休み編

デートの待ち合わせ?

しおりを挟む
のんびりとした冬休み
今日は先日約束したデートの待ち合わせ!
少し早めに来た俺が待っていると
いつの間にか後ろにいた神川さんは
今日も今日とて話しかけてきた。




「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「待たされるって素敵よね」

「おいおい待つ方の身にもなれよ?」

「ごめんなさい……でもね」

「ん?」

「私一時間前からいるのよ?」

「なに!?」

「ずっと秋兎くんを見てたわ!」

「話しかけろよ!?」

「いや~……私を待つ秋兎くんを見てると話しかけるのを忘れて」


「珍しくSだな!」

「だって愛しくて」テレッ

「お、おう。」

「ちなみに本当に一時間前から待ってたわ!」


「分かったって!?」

「何かないの?」

「……ありがとう?」

「違うわ」

「え?」

「馬鹿じゃないの?って言って!」

「言うか馬鹿!」

「んお!」

「んお!とか言うな!?」

年頃の女の子が上げていい声じゃないぞ!?


「まぁ良いわ。行きましょ?」

「どこにだよ?」

「誘ったのはあなたでしょ?」

「結果的にな。でも、特に考えてない。」

「もう……男の子でしょ?」

「そうだな……まぁブラブラするか?」

「適当ね……」

「す、すまん」

「まったく……ブラブラするのは股の間だけにして欲しいわ!」


「すま…………ん?謝る気が失せたんだが?」


「私は性欲が増したわ!」

「報告するな!」

「何よブラブラしてるんでしょ?」

「腰をつつくな!」

「いや、ブランッって音が!」

「するかバカ!」

「んふ!」

「…………帰ろうかな。」

「あら……そんな意地悪を…んっ…」

「な、泣くなよ?」

「泣いてないわ」

「え?」

「感じてるのよ!」

「……お、おう。それは良かったな。」

「さぁ行きましょう……若さゆえの過ちをしに!」

「健全なデートをしような!?」

果たして俺は健全なデートの末
無事プレゼントを選べるのだろうか……

しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

処理中です...