となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

文字の大きさ
上 下
106 / 815
二学期編

モコモコの靴下

しおりを挟む
のんびりとした放課後
二学期すべての過程が終わり
いつものように二人で下校していると
今日も今日とて
となりにいる神川さんは話しかけてきた。



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「モコモコの靴下って素敵よね」

「あれ温かいよな。」

モコモコってかわいいなおい!


「それはもちろんなのだけど……」

「ん?」

「あんな小さな穴に大きいのを入れて広げるなんて素敵よね?」



「帰って来たな変態が!」

「前回のことを私は反省したのよ」

「お、おう?」

「我変態……ゆえに我あり……ってね」

「もはや悟りの境地なのか!?」

「変態と罵倒されない私なんて居るか居ないか分からない存在だと気付いたのよ!」


「お前はここに居るぞ!?」

「あんな恋人のピロトークみたいな事はもうしないわ!」


「いや、しようぜ恋人同士として!?」

「寝る前でもムラムラする話をしてこそ私!」


「寝れなくなるだろ!?」

「今夜も……寝かさないわよ♡」

「"も"ってのが非常に怖いな!」

いったい何徹夜目なんだろ……

「さて、靴下に話を戻すのだけど」

「お、おう?」

「そろそろクリスマスね?」

「そうだな。今週末だな。」

「私にとっては好きな人と初めてのクリスマスなのだから……プラン頑張って考えてね?」


と、彼女は少し意地悪に笑った。
困った……クリスマスは冬花と
ケーキ食べるだけの日だからな……
何をすればいいか分からん。



「具体的にクリスマスって何をする日なんだ?」


「ナニをする日でしょ?」

「それは絶対に違う!」

「なんでよ性夜でしょ?」

「聖夜な!?」

「でも歌であるじゃない?」

「ん?」

「(さぁパジャマを脱いだら出かけよう)って」


「あるな。」

「あれって( 'ω'o[見せられないよ]o した後にパジャマ脱いで出かけるってことなんじゃ……」


「絶対違う!普通に子供たちが朝早くから遊びに行くとかそんな感じじゃないのか?」


「確かにね。それによく考えたら合体したあとにパジャマ着てないわよね。」


「お前今日はえらいやる気だな!?」

これが前回の反動!……なのか?

「あ、クリスマスのプランなのだけど」

「何でしょうか舞さん?」

「夜はみんなでパーティしない?」

「……いいのか?」

「もちろん。っと言うかパパが何だか張り切ってるのよ。」


「それは楽しみだ。」

「あと、その日は泊まってもらえって」

「何か悪いな。」

「いいのよ。きっとパパも話したいのよ。それに……」


「ん?」

「命日だから寂しいのね。」

と、舞は少しだけ寂しそうな顔をした。
しおりを挟む
感想 23

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

処理中です...