となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二学期編

王様ゲーム!

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のんびりと……していない休日
今日は神川お父さんに誘われ
神川家に来ている。
ちなみに冬花も一緒だ。
まぁ…何故呼ばれたのかと言うと……



「第1回!チキチキ王様ゲーム!ポロリもあるよ!」



って訳らしい。
いや、ポロリは無いでしょ……たぶん。



そんなこんなあり少し困り顔を見せた
俺に今日も今日とて
となりにいる神川さんは話しかけてきた。



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「ポロリあるらしいわよ?」

「らしいな。」

「楽しみ?」

「本当にあるならな。って……あ。」

冬花居るんだった!


「……兄ちゃん大丈夫だよ。」

「お、おう妹よ。」

「もう変態なのは分かってるから。」

「誤解だって妹よ!?」

「こらこら、そこだけで盛り上がるな!パパりん寂しいだろ!」



「ごめんねパパ。で?なぜ王様ゲームなのかしら?」



「掃除してたら出てきたんだよ!」

「なるほど……でもパパ?普通娘&彼氏と妹さんと王様ゲームはしないのよ?」



「ふふふ……いつからそう錯覚していた?」

「多分人類史が始まった頃じゃないかしら?」



「王様ゲーム誕生より前なのか娘よ!?」

「まぁ、いいじゃないか舞。楽しそうだしやってみよう?」


「っ……意外と乗り気ね秋兎くん」

「一回やってみたかったしな!」

「さすが秋兎くん!ふふふ…さぁゲームしようぜ!」



「あ、あの……」

俺たち3人が悪ノリしていると
冬花が恐る恐る声を出し


「王様ゲームって何ですか?」

あ、そこからか……


「エロいゲームよ冬花ちゃん!男達の欲望を叶えるためだけの!」


「ちが……!うのか?」

あれ……意外とあってる気が……
いや、言い方はあれだが……


「に、兄ちゃん……」

「だ、大丈夫だ!冬花!そんなことしないから!」


「そうだぞ冬花ちゃん。女達の欲望も叶うから!」


「そうゆう問題じゃないのでは!?」

「舞さん……兄ちゃんがいじめる」

「虐めてない!」

「冬花ちゃん……あなたはエロくならないわ……私が守るもの。」


「綾波○イか!」

「(ゲームに)乗るなら早くしろ……でなければ帰れ!」


「碇ゲ○ドウ!?」

「やるわね…さすがパパ。」

「まぁ……そっち系は無しでってことでどうだ?」


「それならいいわ。」

意外だ。
それじゃ意味無いわ!
とか言うと思ってたのに。


「わ、私も……それなら」


「よし……ではゲームを始めよう!あ、言い忘れてた。」


そう言うと神川お父さんが手を叩き

「一番王様になった人には最後に誰にでも命令できる券を授与する!」

そう言った瞬間……女達サイドから
物凄い熱気が伝わってきた。
出どころはもちろん……舞だ。
燃えている……なんか凄い燃えている。
そしてこっち見てる!
血走った目で顔赤くしてハアハアしながら
こっち見てる!?
冬花は引き!俺も引いた!
あ、アイツにだけは勝たせてはならない!
俺と冬花はそう固く決心した。
そしてその時理解した。
神川お父さんはこの状況を……つまり
娘をやる気にさせるためにそんな賞品を
追加したことに!
神川お父さんがニヤリと笑った気がした。
そして……気付いた。
これはゲームであって遊びでは無い……と







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