となりの席の変態さん

二学期編

カメラ

のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。




「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞？」

「カメラって素敵よね」

「前に写真は聞いたが……まぁ便利だよな」

「それもあるけど……」

「ん？」

「写真とゆう箱の中に閉じ込められて好きなようにされちゃうなんて……素敵よね？」


「瞬間を切り取るってのはあるけど流石にその考え方はおかしいぞ！？」


「秋兎くん！私を閉じ込めて！」

「写真撮ってほしいと？」

「物理的に閉じ込めて！」

「それは嫌だ！」

「何でよ！？クローゼットでもいいわ！飼育してよ！！」


「飼育はしません！」

「そうゆうプレイしたいのよ！」

「却下！」

「仕方ない……冬花ちゃんに頼んで……」

「冬花を巻き込むな！」

「餌代は自分が稼ぐから！秋兎くんは愛でてくれるだけでいいから！」


「飯ぐらい俺が買ってやるよ！？」

「あら養ってくれるの？」

「ま、まぁな？」

「ステップアップして飼育に……」

「ランクダウンだろ！？」

「あ、勘違いしないで秋兎くん？」

「なんだよ？」

「いつもじゃなくてそうゆう時だけでいいのよ？」


「そうゆう時？」

「もう言わせる気なの？エッチ♡」

「うるせぇよ！？」

「秋兎くんに蔑まれながらぞんざいに扱われてご飯を恵まれるなんて……想像しただけで……うふ♡」



「そうですか。」

こいつはそろそろ本気で病院に
連れていかなきゃいけないんじゃなかろうか…？



「いつもやると私は拗ねるから加減を気をつけてね！」



「安心しろ一瞬もやる予定はないから。」

「ぐぬぬ……」

「しかし、またカメラから遠ざかったな。」

いつもの事だが。



「じゃあ、また無理やり戻すわ！」

「わざわざ言わなくていいよ！」

「カラオケ行く日に映画も行かない？」

「カメ……ラ？」

「いちようカメラで撮ってるし」

「お、おう。」

「何よ嫌だったのかしら？」

「いや？見に行こう。」

「そう。よかったわ。」

「ちなみに何を見に行くんだ？」

「そうね……恋愛ものでも見にいく？」

「お、デートらしくていいじゃないか？」

「もしくはAVを……」

「そんなもん見るか！」

「アニマルビデオじゃないわよ？」

「わかっってるわ！」

むしろアニマルビデオなら見たかったよ！
とはいえ……まぁ楽しみだな
デート。