となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二学期編

農業

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のんびりとした休み時間
今日も今日とて
となりの席の神川さんは話しかけてきた。



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「農業って素敵よね」

「大事なことだしな。」

「それはもちろんなのだけど…」

「ん?」

「種まきとか植付けとかもう……無条件で素敵よね?」


「お前は本格的に病院に行け!」

「いやよ!」

「何で!」

「あなたに一生会えなくなるもの!」

「お前の病気は全治一生なのか!?」

「当たり前でしょ!?」

「当たり前なのか!?」

「秋兎くんは私に一生会えなくていいの!?」


「それは嫌だが……問題はそこじゃないだろ!?」


「つまり問題は日本の自給率だと?」

「さらっと農業関係に話を戻すな!?あと、そこまででかい話はしてない!」

非常に極少なバカ煩悩だ!


「でも、最近家庭菜園も流行ってるわよね……」


「お、おう……確かにな。」

「案外個人の自給率は悪くないんじゃないかしら?」


「いや、してない人もいるだろうししてたとしてもそんなに収穫量ないだろ?」



「まぁ……そうよね。子種は増えるのに子供が増えないのと同じね……」


「うん。それは違うけどな!」

「あと、結構難しいのよね家庭菜園。」

「場所もそこそこ取るしな。」

「そうなのよ……人参とか大根とかゴボウとか育てたいのだけど……」


「根菜ばっかりだな!」

「根って字がイヤらしいもの!」

「その感性が分からん……」

「前に男を付ければあら不思議!イヤらしく……」


「なったからそれ以上言うな!」

「私が家庭菜園に興味を持った理由なのだけど……」


「今日はいつもより話を聞かないな……で、興味を持ったきっかけって?」


「モ〇ハンよ」

「モンハ〇!?」

「薬草を増やしまくってたわ!」

「やってたけど!」

「何だか久しぶりにヤリたくなったわ!」

「お前……ゲーム好きだったなそう言えば」

「秋兎くんは持ってないの?」

「そうだな……新しいのだと4Gまでなら持ってたよ?」


「私もそこで止まってるわ……明日休みだしやらない?」


「お、いいぞ。何ならポケモ〇もやる?」

「あら……負けないわよ?」

「望むところだ!」

「秋兎くんのポケッ〇モンスターを見せてもらうわ!」


「おう!ビビるなよ!」

「そんなに大きいの!?」

「……?そりゃ大きいのもいるだろ?」

「あら、やだ秋兎くん勘違いしてるわ」

「ん?」

「隠語の方のポケ〇ンよ?」

「………………っ!?見せるかバカ!!」
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