となりの席の変態さん

犬派のノラ猫

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二学期編

今日は

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のんびりとした休日
眠い目を擦りながら欠伸をした俺に
今日も今日とて
家に居るであろう神川さんは話しかけてきた



「ねぇ…秋兎くん」

「何だよ舞?」

「枕って素敵よね」

「まぁ必需品だよな。」

「それもあるけど……」

「ん?」

「1晩中押し付けられたり、投げられたり、叩かれたりして素敵よね?」


「お、おう」

「羨ましいわ!」

「羨ましいのか!?」

「秋兎くんの枕になりたい!」

「お前が枕ってのは嫌だな!」

「あら、なぜ?」

「何かうるさそう。」

1晩中変態発言を耳元で囁かれそう。
そんなピロートークはいやだ!


「失礼ね…うるさくなんてしないわよ?」

「そうか?」

「ちょんと声を押し殺すわ!」

「それはそれでやめてくれ!?」

1晩中変な声を聞くのはいろんな意味で
耐えれん!


「じゃあ、素直に喘ぐわ!」

「喘ぐな!」

「注文が多いわね秋兎くん……もっと頂戴!」ハァハァ!


「この変態が!」

「ァン……」ゾクッ

「喘ぐな!」

「何!秋兎くん!今日はそうゆうプレイなの!?……もっとカモン!」



「別にプレイじゃねぇよ!?」

「あら……それは残念。」

「んで?」

「何かしら?」

「いつ、入ってくるんだ?」

「な、何の話かしら?」

「どうせ、家の近くに居るんだろ?」

「何故バレたのかしら?」

「毎度のパターンってやつだからかな?」

「バレたなら仕方ないわね!そりゃ!」

【ピンポーン……】

「ただ今……留守にしております。発信音の後にメッセージをどうぞ?」

と、俺はインターホンから言った。


「あら、秋兎くん留守なの……仕方ないわね。待ちましょう。あぁ~秋とは言え冷えてきたわ……寒いわ……ノーパンは寒いわ~」



「パンツ履けよ!?」

「あら、居るんじゃない?」

しまった!

「でも、本当に寒いから開けてくれると助かるわ」


「分かった。今開けるからパンツをはけ。」

「安心しなさい。履いてるわよ!」

「とにかく変態な神川ってところか?」

俺はそんな変態彼女を家に招き入れた。


「寒かったわ……そりゃ」ムニッ

「冷た!?いきなり顔を触るな!」

「あぁ~暖かいわ~」

「手繋いでやるからそれをやめい!」

恥ずかしい!


「って言うか暇なら呼べばそっち行くのに……」


「あらそう?でも、やっぱりあそこは仕事場でもあるからね…遊ぶ時くらいは出たいのよ」


「なるほど」


「もちろん嫌いでは決してないけれど 」

「それは分かってるよ。」

「それに……常連さんに見られて冷やかされたら恥ずかしくて死んでしまうわ!」



「なら、今度そっち行くよ」

「あ、秋兎くん私を殺す気!?」

「いや、ただ単純に照れてる舞を見たいだけだ。」


「っ……い…よ」

「ん?」

「い、今照れてるわよ!見なさい!」

そう言って彼女は真っ赤な顔で
こちらを見てきた……
さて、理性を保つ準備をしようかな!!


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